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2026.07.07

選手情報

全仏準Vのコボッリ、攻勢を貫き守りのデミノーを撃破して2年連続の8強!「キャリア最高の試合の一つ」[ウィンブルドン]

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Photo by Getty Images

「勝ちにいった」コボッリと「負けないようにした」デミノーの明暗


「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)は現地7月6日、男子シングルス4回戦が行われ、第9シードのフラビオ・コボッリ(イタリア/世界ランク10位)が、第5シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同6位)を7-5, 7-6(4), 6-3のストレートで撃破。2時間34分の激戦を制した、2年連続のベスト8進出を果たした。

【動画】コボッリがトップ10対決を制して2年連続のウィンブルドン8強決めて雄叫び&4回戦ハイライト

今大会の男子シングルスで初となった「トップ10同士の対戦」は、両者の戦術的なアプローチの違いが勝敗を分けた。

芝の上でスムーズなフットワークを見せるデミノーに対し、コボッリはリスクを恐れない攻撃的テニスを展開。第2セット、第3セットともにデミノーに先にブレークを許し、リードされる展開を迎えたものの、コボッリの集中力は途切れなかった。力強いストローク、鋭角なアングルショット、そして恐れを知らないバッシングでラリーの主導権を奪い返し、粘るデミノーの守備を打ち破った。

コボッリは試合後の会見で、次のように喜びを語っている。

「自身のキャリアにおいて、このタフなサーフェスで最高の試合の一つができた。試合を通してこれほど高いレベルを維持できたことは、自分にとってもチームにとっても本当に印象的だった。過去に一度も勝てていなかったデミノーに対し、今日は素晴らしいレベルの、そして素晴らしい戦術的な試合ができた。戦略で彼を上回ることができたんだ」

対照的に、精神的な敗北感を露わにしたのがデミノー。第2セットで4-2とリードしながらも、要所で守りに入り、コボッリのパワーに押し切られた。会見では、痛恨の表情で試合を振り返っている。

「単純に言えば、一方は試合に勝ちにいき、もう一方は負けないようにプレーしていた。どちらがどちらだったかは説明するまでもない。大一番で一歩を踏み出せなかったことは、本当に内臓を引き裂かれるほど悔しい。メンタル面が十分ではなかった。テニス自体は勝てるレベルにあったのに、まるで世界中の重圧を背負っているかのようにプレーしてしまった」

前年のウィンブルドン準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて以降、オールラウンダーとしての完成度を高めてきたコボッリだが、ピッチ外ではトラブルに見舞われていた。大会1週目分しか宿泊先を確保しておらず、一時的に「宿なし」の状態になっていたという。

「今はワールドカップが開催されているから、スペイン対ポルトガルの試合が観たいんだ。早く家に帰りたかったけれど、実は泊まる家がなかった。でも、祖父が今週いっぱいの解決策を見つけてくれた。ウィンブルドンに住むイタリア人の家族が家を貸してくれたんだ。彼らに会ったらちゃんとお礼を言いたい」

私生活での安堵とともに、コボッリの2026年シーズンの勢いは加速している。年初の世界ランク20位からスタートした今季は、全豪オープンで初戦敗退を喫するなど苦しい幕開けとなったが、アカプルコで3度目のツアータイトルを手にし息を吹き返すと、クレーコート・シーズンではミュンヘンで準優勝、マドリードでベスト8、そして前月の全仏オープンでは自身初のグランドスラム決勝進出を果たした。

コボッリは準々決勝で、地元イギリスのワイルドカード(主催者推薦)、アーサー・フェリー(同114位)と対戦する。フェリーは4回戦で元世界3位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同146位)を7-5, 3-6, 4-6, 6-4, 7-6[10-7]のフルセットで下し、地元の期待を背負って初の8強入りを決めている。

両者の過去の対戦成績はフェリーの1勝0敗。今年1月の全豪オープン1回戦で対戦した際は、当時体調不良を抱えていたコボッリが7-6(1), 6-4, 6-1のストレートで敗れている。完成度を高めた世界10位のコボッリが、イギリスの観衆を味方につけるフェリーを相手にリベンジを果たし、自身初のウィンブルドン4強入りを決めるかどうかに注目が集まる。

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