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2026.07.08

選手情報

シナーが世界74位をストレートで下し2年連続の準決勝進出「重要な局面でのサーブが冴えていた」。大会連覇へ前進[ウィンブルドン]

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シナーが2年連続の準決勝進出!「対戦するのが難しい選手だった」とストルフを称賛


「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)は現地7月7日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク1位)がヤン・レナード・ストルフ(ドイツ/同74位)を7-5, 7-6(4), 6-3のストレートで破り、2年連続3度目となる同大会の準決勝進出を決めた。大会連覇を狙うシナーは、これで通算10度目のグランドスラム4強入りとなる。

【動画】シナーが大会連覇へ前進!ストルフをストレートで撃破 準々決勝ハイライト

試合は2時間35分に及ぶ緊迫した展開となった。グラスコートに適した193cmの体躯から強力なサーブとアグレッシブなネットプレーを展開する36歳のストルフに対し、シナーは冷静に対応。第1セット終盤で得た3度目のブレークポイントを活かして、7-5で先取する。

第2セットに入ると、シナーが序盤にブレークを奪い2-1とリードを広げたが、ストルフもフォアハンドの威力を上げて反撃。即座にブレークバックに成功したストルフは勢いに乗り、シナーのミスを誘って5-4の場面でセットポイントを握る。しかし、シナーはここでエースを放つなど強力なサーブを3本続けてピンチを脱出。もつれ込んだタイブレークを制したことで試合を決定づけた。

第3セットはストルフのファーストサーブ確率が落ちたこともあり、精神的に優位に立ったシナーが終始コントロールを維持して6-3で試合を締めくくった。

オンコートインタビューでシナーは、勝負の分かれ目となった第2セットについて「違う結末になっていた可能性もあった。タイブレークは常に五分五分だ。1セットオールになるか、2セットアップになるかでは大きな違いがある。そのため、第3セットは確実に少しリラックスして臨むことができた」と吐露。さらに「彼のファーストサーブの確率が少し落ちたことも、より快適にプレーする助けになった。ストレートで終われて非常に嬉しいが、彼は本当に対戦するのが難しい選手だ」と続け、難敵を破った安堵感を口にした。

また、記者会見で今大会の自身のプレーで最も満足している点について問われると、「重要な局面でのサーブ」を挙げた。

「今日はブレークアップしながらも第2セットで再び集中力が切れる場面があったが、すべてのサービスゲームで精神的に踏みとどまり、インテリジェントにサーブを打てていた。これまで対戦してきた相手とは全く異なるタイプであり、芝の上でのビッグサーバーは常に手強い。今日のパフォーマンスには満足している」と語り、大舞台でのメンタルコントロールと戦術的なサーブへの手応えを強調した。

シナーは金曜日の準決勝で、第3シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同4位)を5時間超のフルセットマッチの末に破った第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同8位)と対戦する。

次戦に向けた展望について、シナーは両者の対戦を「もちろん観るつもりだ。そもそもテニスを観るのが好きだし、良い試合になると思う」とコメント。その上で「どちらと対戦するにしても、戦術的な要素が絡むため異なる展開の試合になる」と分析した。

ジョコビッチとの対戦については、「すべての試合にそれぞれのストーリーがある。特にこのようなサーフェスでは、サーブの調子が悪かったり、ボールのフィーリングが合わなかったりすれば非常に厳しい戦いになる。彼はこの大会で何度も優勝しており、戦い方を熟知している。対戦を楽しみにしている」と、元王者に深い敬意を払いつつ警戒心を緩めなかった。

シナーは「まずは再びここで準決勝に進めたことが嬉しい。最高のテニスができるよう準備したい」と結び、大会終盤に向けて視線を上げた。初戦のミオミール・ケツマノビッチ(セルビア)戦こそフルセットを要したものの、その後はセットを落とすことなく、芝での戦いを通じて確実に調子を上げている。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma