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2026.08.29

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錦織圭、坂本怜に敗れて現役最後のグランドスラムに幕「テニス人生のすべてを心から楽しむことができた」

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錦織圭、最後のグランドスラムは20歳の坂本怜に敗れて幕


現地8月28日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス予選決勝が行われ、今季限りでの現役引退を表明している元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ/世界ランク477位)は、20歳の坂本怜(IMG/同157位)に敗れ、現役最後のグランドスラムでの戦いを終えた。

【動画】錦織圭、坂本怜を揺さぶるドロップとロブショット&坂本怜との予選決勝ハイライト

2014年の全米オープンで日本男子初となるグランドスラム決勝進出を果たした錦織にとって、今大会は2021年以来5年ぶりの出場。しかも、ワイルドカード(主催者推薦)で予選から挑むのは16年ぶり3度目となった。予選1回戦ではセバスチャン・オフナー(オーストリア/同125位)をフルセットの末に、2回戦では16歳のマイケル・アントニウス(アメリカ/同670位)をストレートで下し、5年ぶりの本戦出場に王手をかけていた。

迎えた予選決勝の相手は、公式戦初対戦となる坂本。盛田正明テニス・ファンドを通じてIMGアカデミーに留学した先輩・後輩の間柄であり、これまで練習を共にしたこともある間柄だった。結果は坂本に軍配が上がり、錦織の現役ラストのグランドスラムは幕を閉じた。

自己最高で世界ランク4位、2014年に全米オープン準優勝という輝かしいキャリアを称え、試合後にはコート上でプレゼンテーションが行われた。インタビューに応じた錦織は、望んだ結果とはならなかったものの、後輩の勝利を称え、感謝の言葉を口にした。

「今週プレーする機会を与えてくれた大会関係者の皆さんに感謝します。3試合を戦うことができて本当に嬉しかった。今日の敗戦は悔しいが、(坂本)怜の勝利は誇らしく思う。彼は日本の次のトップ選手。近いうちにトップ10に入ってくれることを願っている。素晴らしい1週間だったし、心から楽しめた」

世界中のファンへのメッセージを求められると、こう振り返った。

「約20年間にわたるプロ生活、そしてテニス人生のすべてを心から楽しむことができた。特にここニューヨークでは準優勝やベスト4など素晴らしい思い出がある。最後の瞬間をここで過ごせたことを嬉しく思う。日本でまだ大会が残っているので、そこでも良い結果を残したい」

会場に駆けつけた多くの日本人ファンに向けても、日本語でメッセージを送った。

「みなさん今日は応援ありがとうございました。いい試合ができたと思います。最後の(全米オープンの)試合で、緊張もありましたけど、怜に負けたっていうことは、他の選手に負けるよりかはよかったかなと思います。このニューヨークはすごく思い出の詰まった場所でしたし、またこうやって試合ができたことに本当に感謝しています。ありがとうございました」

現役最後のグランドスラムをニューヨークで終えた錦織。長年日本テニス界を牽引してきたレジェンドは、残された数少ない機会でどのようなプレーを見せてくれるのか注目される。


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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma