9月23日! といえば、ご存じ「テニスの日」。今年は、WilsonがWilsonファンのためのイベント「Wilson Festival(通称WilsFes(ウイルフェス)」を開催。ファンにとって本当に充実の一日となった!
イベント開催のきっかけは、プロモーションスタッフ上田篤氏の「Wilsonファンのみならず、テニスファンに、Wilsonの全てを味わってもらいたい」という想いからだったという。ふだん独自のリサーチを行っているWilson。 その中で“試打したいが、その環境がない” “なかなか手に入らない”、“数モデルを一度に試したいが、それは不可能”という声に直面していた。ラケット、ストリングス、グリップテープ共に「新鮮な状況で試打出来るなど皆無」。その状況を改めて認識し、その機会を作ろう! となったわけだ。どうせやるなら『最高の体験をしてもらいたい』。そこで単なる試打イベントではなく、メーカーのプロダクト担当、プロモーション担当による、“ラケットの性能を引き出すスペシャルレッスン”も同時に体験できるように企画されたわけだ。結果、このようなチャンスは、世界のどこを探しても見つからない! そう言いきれるほど、充実したイベントとなった。
プロモーションスタッフ上田篤氏開催地となったのは千葉・白子にあるアポロコーストテニスクラブ(インドアテニスコートを使用)。事前に、告知していたWilson Mail Magazineメンバーを中心に応募が集まったが、予想以上の反響があったことで、抽選で参加者が選ばれることになったという。プラチナチケットをゲットしたのは全60名(なんと遠くは福岡から参加された方もいた!)。参加費(1名税込み¥5,000)のかかるイベントではあったが、誰もが「満足です!」と言いきる内容となった。どんなことが行われていたのか、朝から流れを説明していきたい。
スタートは朝9時半から。参加者に、まず「WilFesオリジナルTシャツ」が参加賞としてプレゼントされる。そして早くもここで“びっくりプレゼント”が。Wilsonフットウエアも配られたのだ。参加者は、そのTシャツとフットウエアを着用して、いざ「WilFes」がスタート!
まずは開会式代わりに、プロダクト担当者によるプレゼンテーション。その後、「PRO STAFF vs. BLADE」をテーマに、2モデルの徹底試打比較を実施。もちろんただの試打ではない。
プロモーションスタッフによる“ラケットの性能を引き出すスペシャルレッスン”付きだ。参加者が驚いていたのは、ラケットの数だ。今回の試打ラケットには、LUXILONのストリングスを全種類張ったため、約500本ものラケットが用意されていたのだ!
また通常、こういったファンイベントの場合、契約プロや選手が登場するのが多い。しかし、Wilsonはここも一味違っていた。
「プロ選手と打てたり、プロ選手から教えてもらえるのは、それはそれで非常に有益だとは思います。しかしWilsonには自慢のプロモーションスタッフとアドバイザリースタッフがいる。彼らは、お客様のニーズを一番理解している。だからWilFesではプロモーションスタッフのリードで実施したかったんです」(ブランドマネージャー道場氏)
その言葉どおり、レッスンにはWilsonアドバイザリースタッフの向範氏が参加。社員さながら、参加者への指導とヒッティングを実施してくれた。
午前中はあっという間に終了。昼食後は、「BURN(フラットビーム)vs. BURN(デュアルテイパービーム)vs. ULTRA」のプレゼンテーションと3モデル徹底試打比較(これが終わるころには、参加者は約4時間も掛けて全モデルを試している)。しかし! これでは終わらない。お次は気に入ったモデル、気に入ったLUXILONを2種選んで、「トラックマン(弾道測定マシーン)」を使用して、物理的側面からの検証を実施。
加えて、そのモデルをさらに1時間掛けて徹底的に試打。本当に徹底的に“どれが一番自分に合うか”を探せるチャンスを、参加者に設けたわけだ。また同時に“シューフィッティング”も体験できるように、100足以上用意されていて、休憩時間でも試履シューズを探そうという参加者が多く見られた。
イベントは終盤へ。5時前、今度は、宝の山から見つけた究極の1本を使ってのゲームマッチ&プロモーションスタッフへの挑戦! ここまでたっぷり打ち合ったからだろう。この日、初めて会った参加者たちが、互いに会心の笑みでハイタッチするシーンも多々見られた。
そして、ついに充実の「WilFes」が大団円を迎える!! と思いきや、最後に、とっておきイベントが待っていた。
まず子供限定の宝探しゲーム(開会式後から1日掛けて、会場のどこかにあるカプセルを探すというもの)を実施。賞品は、なんと“錦織圭選手だけが使用できるサイン刻印入りオーバーグリップ”(錦織選手からのプレゼントとのこと!!)。これには、参加者から歓喜が上がったが、本当の歓喜はこのあとに待っていた!
じゃんけん大会。そこに用意されていた賞品は...なんと! なんと!なんと!『ロジャー・フェデラー選手直筆サイン入りラケット!』。それが発表されると、地鳴りのような歓声が轟く。結果、5回勝ち抜いた方が、貴重なラケットをゲット。授与されると、ほかの参加者からラケットの写真を撮らせて! と殺到となった。
これで、すべてのイベントが終了すっかり外は夕暮れになっていた。最後は、一日中、声を張り上げたスタッフが、参加者をお見送り。 「ありがとうございました! またどこかで!」
そんな情景を見ていると、WilsonのWilsonたる、強いWilsonが垣間見られた気もする。
第2回の開催は来年!? 絶対に後悔はしないWilFesに、次回はぜひ参加してみては!?
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