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2020.11.17

選手情報

ジョコビッチ強し! シュワルツマン寄せ付けずストレートで快勝

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ジョコビッチがフェデラーに並ぶ
6度目の戴冠へ好発進!

11月16日、ATPツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同9位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦し、6-3、6-2で勝利。6度目の栄冠に向けて好スタートを切った。

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試合後、「試合の序盤は僕にとっていい試合ではなかった。第3ゲームで彼(シュワルツマン)がブレークしたが、僕も何とかブレークすることができた。第1セットを終えるまでは接戦だった」とジョコビッチは拮抗したスタートだったと明かしたが、「第2セットでは両サイドからの迷いを減らして、振りぬくようになった。自分のプレーにとても満足しているよ」と語り、初戦の勝利を喜んだ。

この日の勝利でジョコビッチはツアー最終戦の初戦は12連勝。唯一敗れたのは初めて出場した2007年大会だけである。
初戦に強い理由の一つが、今大会へのモチベーションの高さだという。

「この大会のフォーマットは、たとえ負けても準決勝に進むチャンスがある。ポイントの面でも賞金的な面でもモチベーションを高めることができる。試合に勝つたびにATP250大会での優勝と同じくらいの200ポイントを獲得することができるんだ。ディエゴにとっても十分なモチベーションになるはず。彼は(次戦で)今日よりも良いプレーをしたいと思っているはずだよ」と、他の大会では持つことのできない高いモチベーションがあるとした。

一方、2013年のファン・マルティン・デルポトロ以来のアルゼンチン勢での出場となったシュワルツマンは、文字通りほろ苦いATPファイナルズのデビュー戦になった。
今シーズンは、全仏オープンでベスト4に入り、その前哨戦ATP1000ローマ大会では、今回敗れたジョコビッチにも勝利していただけに、やれるという自信もあったはず。
今回の敗戦に「ノバクがベストの時には全てが難しくなる。たとえ彼の意図が分かったとしても、良いポイントを作ることは難しいんだ。こちらがボールを動かすチャンスがある時でも、持ち前の素晴らしい才能で応戦してくる」と、ジョコビッチの完璧なプレーに完敗だと語った。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma