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2020.12.11

選手情報

ズベレフが2年間にも及ぶ裁判で和解 フェデラーと同じマネジメント会社に

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将来有望なアスリートに警鐘
ズベレフ「盲目的にサインしてしまった」

世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、15歳の時に契約したイギリスのマネジメント会社ACEと契約期間を巡り、裁判を行っていたが、2年間の闘争の末に和解したと自身のInstagramで発表した。

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ズベレフは2012年に前マネジメント会社のACE社と契約。当時、まだ15歳で将来有望なジュニアの一人であり、世界ランキングは825位だったという。今回の裁判でズベレフは、ACE社の言い分である契約期間16年は取引の不当な拘束だと主張。契約破棄を求めていた。

2年間の話し合いの末、和解に至ったズベレフはInstagramで「なんて日だ。僕にとって重要な日になった。2年近く話し合い、議論した後、不当で圧力的な契約から解放された。8年前、15歳の時に盲目的に信頼してサインした。その契約を受け入れず立ち上がるように励ましてくれた弁護士に感謝したい」と綴り、今回の裁判が終わったことを安堵。
さらに、「このことを公表し、法廷で対処することで将来有望な選手や家族に対し、スポーツエージェントが必ずしも最高の利益のために行動すると限らないという認識が高まることを願っている。若く才能のあるアスリートのために、これを防ぐ方法を考えなければならない」とこれから契約を結ぼうとしている若手アスリートに対し警鐘を鳴らした。

これにより、ズベレフはACE社を離れ、新たにロジャー・フェデラー(スイス)が2013年に設立し、自身もクライアントの一人であるTEAM8と契約したとみられている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma