2009年以来となる
24歳以下がトップ10に5人!
12月7日、ATPは2020年の最終ATPランキングを発表。約6ヵ月のツアー中断期間がありながら、トップ10に新たに2人がランクインしたほか、さまざまが記録が生まれたことを掲載した。
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まず、最後まで熾烈な争いが行われた年間ランキングではノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、ピート・サンプラス氏に並ぶ6度目の最終ランキング1位を獲得した。最後までジョコビッチを追いかけたラファエル・ナダル(スペイン)だったが、惜しくも7度目の2位に終わった。
トップ10には2人の若手が登場。8位にはツアー5勝を挙げたアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、そして9位にディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)が入った。
若手の活躍が著しい今シーズンだったが、トップ10には、なんと24歳以下の選手が5人もランクイン。ツアー最終戦で優勝を果たしたダニール・メドベデフ(ロシア)を筆頭に、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ルブレフ、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が名を連ねた。
この5人という数は2009年以来のことで、ナダルやジョコビッチ、アンディ・マレー、ファン・マルティン・デルポトロ、ジョー・ウィルフリード・ツォンガら、これまでテニス界を牽引してきた選手ばかり。
今年ランクインした若手が、数年後にはテニス界の中心にいることは間違いないだろう。
また、来年の復帰へ向けリハビリを行っているロジャー・フェデラー(スイス)が、100位以内に入った最年長プレーヤーとなった(39歳3ヵ月)。
新型コロナウイルスがあり、選手やファンにとって大きな変化があった今シーズン。来年はどのようなプレー、記録を目にすることができるだろうか。
※ATPランキングができた1973年以来、初めてとなるロシア人3人がトップ20に入った。
※世界ランキング25位のジョン・イズナーが11年連続でトップ25入りを果たし、8回目となるアメリカ人トップランカーとなった。なお、アメリカ人がトップ20に入らなかったのは初めてのこと。
※最終ランキングトップ30に24歳以下の選手が14人入り、2006年の16人以来、最多。
※ヴァセック・ポスピシル(カナダ)は、2019年末の150位から61位へと、トップ100の中で最大のジャンプアップを果たした。
※2年連続でトップ100にランクインしたヤニック・シナー(イタリア)が最年少19歳。昨年のトップ100入り(763位から78位へ)を果たしたシナーは、初のトップ50入り。
※トップ100には、全体で37ヵ国の選手がランクイン(昨年は36ヵ国)。
※国別では、フランスが11人でトップ。次いでスペインが10人、アメリカが9人、イタリアが8人。50位以内ではフランスが5人、イタリア、セルビア、スペイン、アメリカが4人で続いている。
※ダブルスチームランキングでは、マテ・パビッチ(クロアチア)とブルーノ・ソアレス(ブラジル)が年間1位に。パビッチは2018年に、ソアレスは2016年に1位となっている。
※デニス・シャポバロフ(カナダ)が、シングルス、ダブルスの両方でトップ50に入った唯一の選手。シングルス12位、ダブルス49位。
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