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2021.01.02

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「若かったが本命の一人だった…」ラファエル・ナダルが初優勝・全仏を振り返る

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「クレーで最も重要な
トーナメントに勝つために
そこに行ったのを覚えている」

2020年シーズンは、新型コロナウイルスの影響のため、異例の年となった。最も衝撃的だったのは、テニス大会で最も歴史を持つウィンブルドンが中止になったことだろう。全仏オープンは、本来とは異なる秋に行われ、多くの選手はUSオープンから準備の間も無くヨーロッパに向かうことになった。

その全仏オープンでキャリア20回目のグランドスラム制覇を達成したラファエル・ナダル(スペイン)だが、USオープンはディフェンディング・チャンピオンだった。もしも、予定通り行われていたら、21回目のグランドスラム制覇もあったかもしれない。

全仏オープン2020でのナダルを写真で振り返る

ナダルが全仏オープンで2度しか敗れていないことは有名(2009年大会でR.ソダーリンに、2015年大会でN.ジョコビッチに敗戦)。全仏での栄光の歴史がスタートしたのは2005年大会でのこと。当時19歳、リシャール・ガスケ(フランス)、ロジャー・フェデラー(スイス)らを倒して成し遂げたグランドスラム初優勝について、スペインの放送局「TVE」のインタビューに答えた。

「2005年、それは私が目立ち始めた年だ。すでにブラジルやアカプルコ、マイアミ、バロセロナ、ローマで優勝、マイアミでファイナリストになっていた。だから、ローランギャロスでは、私は若かったけれど、本命の一人になっていたんだ。クレーで最も重要なトーナメントに勝つために、そこに行ったのを覚えている。子供の頃から見ていた夢を実現するために」

果たして、その夢は実現となった。そして2020年には前人未到の13度目の全仏制覇。この先、ナダルはどこまで勝利を続けるのか? 2021年の戦いに注目したい。「クレーで最も重要な
トーナメントに勝つために
そこに行ったのを覚えている」

果たして、その夢は実現となった。そして2020年には前人未到の13度目の全仏制覇。この先、ナダルはどこまで勝利を続けるのか? 2021年の戦いに注目したい。

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Photo by Takeo Tanuma