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2021.02.06

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フェデラーが自身の引退について言及「自分のタイミングで終えたい」

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フェデラーが望む一つの願い
「再びファンに美しい勝利と感動を」

男子テニス世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)がスイス公共放送『SRF』のインタビューに応じ、引退について言及した。

【写真】昨年の全豪オープン以来プレーをみせていないフェデラー

右ヒザを負傷し、昨年の2月から準決勝以来大会には出場していなかったフェデラー。直近で2度の手術を施し、2月8日に開催される全豪オープンの欠場も決まっている。テニス界のレジェンドたちからは史上最多8度の優勝を誇るウィンブルドンでキャリアを終えるのではないかと囁かれていたほどだった。

「ここ数ヵ月、不安な気持ちを抱えながらテニスを追いかけていたことは事実だ」と苦悩を明かしたフェデラーだが、今年3月からの復帰に向けて準備を進めているようで、数々の憶測を一蹴するかのように「引退の具体的な日付は決めていない」と強調している。さらに、「私の最大の願いは、自分のキャリアを自分のタイミングで終えることだ。前にも言ったように、おとぎ話のような結末である必要はないし、ウィンブルドンで優勝する必要もない」とも述べている。

また、「今のところ、目標はシーズンを通してプレーすること。自分の身体がどのように適応していくのか、そして結果がどのようになるのかをしっかりと見ていくつもりだ」と今後の展望を語ったフェデラー。「私はただ、すべてがうまくいくことを願っている。私にはまだ多くの希望がある。ただ全力を尽くしていくだけだ。再びファンの皆さんに美しい勝利と感動を与えられることを願っている」とすでに前を向いている。

今年で40歳を迎えるものの、長年にわたりテニス界を席巻してきただけに、「まだまだプレーを見たい」という声も非常に多いのが事実だ。1日も早くフェデラーがツアー復帰を遂げることを世界中のファンが待ち望んでいる。

文=中村光佑

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma