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2021.02.10

大会情報

大坂なおみが61分の快勝劇で4年連続3回戦進出! 世界43位を圧倒

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“負ける夢”を跳ねのけた
大坂なおみがストレートで快勝


女子シングルス2回戦。世界ランキング3位の大坂なおみ(日清食品)が、同43位のキャロライン・ガルシア(フランス)を6-2、6-3のストレートで破り、全豪オープン4年連続3回戦進出を決めた。

【動画】大坂なおみ vs. C.ガルシア マッチハイライト

全豪オープンに6年連続出場となった大坂は、初戦で世界39位のアナスタシア・パブリチェンコワ(ロシア)を6-1、6-2で下し、好スタートを切っていた。
その2回戦の相手となったガルシアは、現在はランキングを43位まで落としているが、キャリア通算7勝しており、自己最高ランキング4位(2018年9月)を記録したトップレベルの実力者。

簡単な試合にはならないかもしれないと思われたが、大坂は、ファーストサーブの確率こそ58%だったが、86%の確率でポイントを獲得。セカンドサーブでも70%でポイントにつなげたことで、ガルシアにブレークチャンスを与えなかった。また、ストロークでもガルシアを圧倒。相手を左右に振り、オープンコートへの強打や相手の逆を突くショットで計3度のブレークに成功。61分の快勝で3回戦進出を果たした。

試合後の会見で大坂は「この試合はすごく緊張していた。実はすごく悪い夢を見たの。私にとって夢は未来を教えてくれるもの。それが現実になることが多い。昨夜は負けた夢を見たんだけど、本当に嫌な予感がした」と、メンタル的に不安が押し寄せていたという。

だが、それも「チームと話してみたら気持ちが楽になった。この試合をして思ったのは、彼女(ガルシア)が何をしようとしているかコントロールすることはできないし、自分が何をしようとしているかしかコントロールできないということ」と、冷静に試合を進めることができたとした。

3回戦の相手は、第27シードのオンス・ジャバー(チュニジア)。公式戦では対戦成績はないものの、両者は2015年のシーズン最終戦「WTAファイナルズ」で開催されたエキジビションマッチ「WTAライジングスター」で対戦している。大坂は「彼女はとても親切で気さくな人よ。もちろん対戦したのを覚えているわ。見たこともないようなドロップショットやフラットのショットを打っていたの」と語っている。

※ランキングは2月8日現在

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma