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2021.02.13

大会情報

連勝記録を17に伸ばす!! メドべデフ、初のフルセット勝利に「本当にうれしい」

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セットカウント2-0から
まさかのフルセットに


全豪オープン6日目、ロッド・レーバー・アリーナで行われたダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク4位)[4]とフィリップ・クライノビッチ(セルビア/世界33位)[28]は、予想外のフルセットの試合に。しかし、最終セットに息を吹き返したメドベデフが6-3、6-3、4-6、3-6、6-0で勝利した。実はメドベデフ、これがキャリア初のフルセットでの勝利(過去0勝6敗)。これで昨年からの連勝を17に伸ばした。


【動画】メドベデフ対クライノビッチハイライト


初めは、いつもどおりのメドベデフの試合だった。第1セットを6-3、約30分で奪うと、第2セットも6-3と余裕のある戦い方を見せていた。ところが、第3セット、あとがなくなったクライノビッチが、攻撃的なゲームをし始めると主導権が変わる。
「彼が急にステップアップした」と振り替えったメドベデフ。このセットを4-6で奪われると、第4セットも劣勢に。ゲームカウント1-4となった時、ベンチに戻る際にメドベデフはプレーヤーズシートに向かって何かを叫ぶ。すると、次の瞬間、彼のコーチであるジル・セルバラが会場から出て行ってしまった。そして、このセットも3-6で奪われて、第5セットに突入する。
ここでトイレットブレークを取ったメドベデフ。すると、戻ってくるとプレーが生き返った。第5セット、リターンの位置を下げたというメドベデフ。なんとクライノビッチの3つのサービスゲームをブレーク。6-0で試合を決めたのだ。

オンコート・インタビューで「今日の5セット目はタイトだった。だけど、そのセットですぐにブレークができて、試合をコントロールできるようになった。前の試合に比べると、きつい試合だし、私のミスも多かった(アンフォースト・エラーは44)。でも勝ててホッとしたよ。フルセットの試合で初めて勝つことができて、本当にうれしい」と語ったメドベデフ。出て行ってしまったコートについて聞かれると、彼とは理解し合っているから大丈夫だと答えた。ちなみに、以前、セルバラコーチも「私はダニールのことを理解しているし、彼の考え方や働き方も理解している」と語っている。
次戦は、ノーシードのマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/世界ランク192位)対戦する。

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Photo by Takeo Tanuma