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2021.03.20

選手情報

ズべレフが地震にも動揺せず、同胞コプファーを撃破し決勝進出[メキシコ・オープン]

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ズベレフがキャリア23回目の
決勝進出を決める

「メキシコ・オープン」(メキシコ・アカプルコ/ATP500)シングルス準決勝、第2シードで世界ランキング7位のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が、同71位のドミニク・コプファー(ドイツ)を6-4、7-6(5)とストレートで下し、決勝進出を果たした。

【動画】ズべレフvs.コプファー マッチハイライト&地震のシーン


今大会、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を倒すなど、好調のコプファー。しかし第1セット第1ゲームでいきなりズベレフにブレークを許してしまう。その後、第5ゲームでもブレークを許して第1セットは6-4でズベレフが先取。第2セットは1ゲームずつブレークを奪ってタイブレークへ。しかし、ストローク戦では、ズベレフが上。7-5で奪い、ズベレフがキャリア23回目の決勝進出を決めた。

この試合中、開催地アカプルコでマグニチュード7.9という地震があったことを振り返り、「最初は何が起きたのか、わからなかった。ドミニクもわからなかったと思う。観客がざわめきだし、照明が揺れ始めた。揺れていたけれど、プレーしなければならなかった。地震に近い地域の皆さんが無事であることを祈っています」と語ったズベレフ。実は、昨年も同大会で地震を経験していたのだという。

「(コプファー)は、非常にタフな選手。素晴らしい試合をして勝ち上がってきた。特にハードコートでラオニッチに勝つのは極めて難しいこと。このツアーで素晴らしいレベルでプレーできることを示した大会になったと思う。その彼に対して、私は、まずまずのプレーができた。それでも、かなり苦しい試合になった」とコプファーの健闘を称えたズべレフ。

決勝で対戦する第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク5位)とは1勝5敗と分が悪い状態。果たして、どんな試合になるだろうか。
決勝は、現地20日21時以降(日本時間12時以降)に行われる。


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Photo by Takeo Tanuma