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2021.03.20

選手情報

カラツェフの快進撃は続く。ルブレフとの同胞対決を制して決勝へ[ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権]

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リターンゲームで
食らいついたカラツェフ

アスラン・カラツェフ(ロシア/世界ランク42位)の快進撃は続いている。
アラブ首長国連邦・ドバイで開催されるATP500大会「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」本戦6日目、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のカラツェフは、第2シードで世界ランキング8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦。6-2、4-6、6-4で勝利し、ルブレフが持つATP500大会での連勝記録を23で止めた。

【動画】カラツェフvs.ルブレフ マッチハイライト


第1セットから激しい打ち合いに。すると第5、7ゲームでカラツェフがブレークして6-2でセットを先取する。第2セットは、キープ合戦に。第7ゲームでは、15ポイントという激しいゲームもあった。ここは5-4で迎えたサービスゲームをルブレフがキープして、フルセットに突入する。その第3セットは、カラツェフが2ブレークを奪って勝利した。最終的にカラツェフは、相手のファーストサーブで34%、セカンドサーブで48%ポイントを奪うなど、リターンが良かったゲームだった。


ATP500大会の連勝記録は23でストップとなったルブレフ


試合後のオンコートインタビューで、カラツェフは「2セット目、少し硬くなってしまった。それで、彼がチャンスでブレークしてセットを奪い返した。第3セットは2ブレークを奪ったものの、とてもタイトな試合になった。すごくタフな相手と戦い、本当に余裕のない試合だった。ルブレフは信じらないプレーばかりだった。結局は1、2ポイントの違いで決まった」と試合を振り返っている。

昨年末112位だった選手が、2021年全豪予選を勝ち抜き、本戦ではベスト4に。そして、ATP500で決勝進出。今年は世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/全豪で対戦)と同4位のドミニク・ティエム(オーストリア/ドーハで対戦)にしか負けなていないというのだから、本当に驚異的な活躍である。

決勝では、予選から出場し、錦織圭(日清食品)も対戦したロイド・ハリス (南アフリカ/同81位)とトロフィーを争う。「心身を整えて臨む。どうなるかが楽しみだ。ロイドが経験ある良い選手であることは知っている」

注目の決勝は、現地19時以降(日本時間24時以降)で開催される。

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