close

2021.03.29

選手情報

19歳シナーが激闘の末、24歳カチャノフを下す[マイアミ・オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

「第1セット後、ここから
抜け出そうとした」と語ったシナー

2時間52分という激戦だった。3月28日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)、第21シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク31位)はカレン・カチャノフ(ロシア/同22位)と対戦。19歳シナーが4-6、7-6(2)、6-4で24歳カチャノフに勝利した。

【動画】シナーvs.カチャノフ マッチハイライト


第1セット第2ゲーム、シナーは先にブレークに成功する。このゲームはなんと28ポイントもプレーし、8度目のブレークポイントで成功したもの。その反動があったのかもしれない。続く第3ゲーム、第5ゲーム、第9ゲームと3度、カチャノフにブレークを許して4-6でセットを落とす。
第2セットは、オールキープでタイブレークに。ここでシナーが2本、ミニブレークに成功して7-2でセットオールとする。そして第3セットもキープ合戦に。そして第9ゲーム、セット最初のブレークポイントを握ったシナーが、ブレークに成功。5-4とすると、続くゲームをキープして勝利した。
奪ったポイントは、シナーが115でカチャノフが113。わずか2ポイントが勝敗を分けることになった。

試合後、「第1セット後、ここから抜け出そうとした。こういうタフマッチは、身体的にもメンタル的にも、いつも練習でこなしているからね。勝つことができて、本当にハッピーだし、明日、新たな試合ができることが楽しみだよ」と振り返ったシナー。

続く4回戦では、エミル・ルースブオリ(フィンランド/同83位)と対戦する。全豪オープンでは、ガエル・モンフィス(フランス)に勝利し、今大会ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)にも勝利するなど、今シーズン、勢いのある21歳に対して、どのように戦うのか。

「今は、(若くて有力な)彼らの倒し方を理解しようとしているところ。私はどうすればより良くなれるのか? 試合をもっと理解しようとすれば、多くの自信を得ることができるはず。(ルースブオリとは)マルセイユ、ドバイで戦うチャンスがあったが。準備はできている。大会ごとに、可能な限り最善の方法でプレーしようとしている」とシナー。
軍配はどちらに上がるか? 次戦、19歳のシナーと21歳のルースブオリの戦いも楽しみである。


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録