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2021.04.03

選手情報

19歳シナーが大会史上4人目となる10代での決勝進出を決める[マイアミ・オープン]

対戦相手に「彼には輝かしい
未来が待っている」と言わしめたシナー


「あの子は、特別な何かを持っているよ。特に大事なところでね。ドバイでも今日も、勝てると思って入ったがダメだった。彼のメンタルの強さは、アメージングだ。彼には輝かしい未来があるね」、ロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン/世界ランク12位)の言葉がすべてを物語っている。

「マイアミ・オープン」シングルス準決勝、第21シードのヤニック・シナー(イタリア/同31位)は、第7シードのバウティスタ・アグと対戦。5-7、6-4、6-4で下し、ATPマスターズ1000で初の決勝進出を果たした。

【動画】シナーvs.バウティスタ・アグ マッチハイライト


第1セットを見ただけでは、勝者がシナーになるとはほとんどの人が考えなかっただろう。堅実さにおいて、ツアー屈指の存在であるバウィスタ・アグに対して、17ものアンフォーストエラーを犯して5-7で落としたシナー。
第2セットはキープ合戦が続く中、3オールで迎えたシナーのサービスゲームで0-40と大ピンチを迎える。なんとここから4度のブレークポイントを防いでキープする。
「0-40の時は、ファイトしつづけようとしている。あのゲームは、勝敗に影響したと思う」とシナー。5-4で迎えたリターンゲームで、ブレークに成功してセットを奪い返す。

勝負の第3セット、第3ゲームで先にブレークを許したシナーだったが、集中力は切れていなかった。第6ゲーム、ラブゲームでブレークバックに成功すると、5-4で迎えたバウティスタ・アグのサービスゲームをまたもラブゲームでブレークし、逆転勝利を収めた。シナーのウィナーが37でバウティスタ・アグのウィナーが12。いかに、シナーが攻めていたかがわかる数字である。

この勝利でシナーは、1990年大会のアンドレ・アガシ(アメリカ/当時19歳)、2005年大会のラファエル・ナダル(スペイン/当時18歳)、2007年大会のノバク・ジョコビッチ(セルビア/当時19歳)に続いて10代で決勝進出を決めた4人目の選手となった。

オンコートインタビューで「信じられない気分だ。ロベルトは常にタフな相手。ドバイでもタフな試合をした(セットカウント2-1で勝利)。ここマイアミでも厳しい試合になった。ファイナルに出られてうれしい」と語ったシナー。10代で決勝については、「こういった記録に並べることは素晴らしい気分だよ。いつも言っているけど、僕は19歳だからね。ビッグネームになるまでの道のりはこれから長い。1週間だけではダメ。長いプロセスが必要だ」と感想を述べている。

「彼はすべてを持っている。ビッグサーブ、身長、ストロークもいい。メンタルも素晴らしいし、改善もしている。すごい未来が来るはずだ」とバウティスタ・アグ。
決勝は24歳で第26シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド/同37位)との対戦。“すべてを持っている19歳”シナーは、10代で3人目となるマイアミ・オープンのトロフィーを掲げることはできるだろうか。

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