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2021.04.13

選手情報

名伯楽トニ・ナダルがチーム入りしたオジェ・アリアシム「このクレーでより良い選手となる術を与えてくれるのは、素晴らしいこと」

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今大会から正式にチーム入りしたトニ・ナダルコーチ

4月11日からスタートしたATPマスターズ1000「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)やラファエル・ナダル(スペイン)が全豪オープン以来の出場とあって、注目度が高くなっている。

そんな中で、大きな話題となっているのは世界ランク22位のフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)である。それというというのも、今大会、そのチームにラファエル・ナダル(スペイン/同3位)の元コーチで叔父のトニ・ナダル氏がコーチとして加わったからだ。グランドスラムや大きな大会のいくつかで帯同するパートタイムとしてのコーチングとなるが、「今後、数年間で世界最高の子になる選手と仕事ができるのは素晴らしいことだ」とトニ氏のモチベーションも高い。

【動画】オジェ・アリアシムの試合をチェックするトニ・ナダルコーチ


そんなオジェ・アリアシムのインタビューがATP公式サイトに掲載された。
「まず、大きな権利だと思っている。より良い選手となるため、コーチとしてだけでなく、メンターにもなりうる彼(トニコーチ)が、そばにいてくれるというのは、大きなチャンスだよ」と語っているオジェ・アリアシム。

改めて、「昨年の12月に、彼がいるマヨルカ島(スペイン/ラファ・ナダル・テニスアカデミー)で一緒に練習をするチャンスがあったんだ。その初日から、すごく手応えがあって、今後も協力していけるのではないかと思ったんだ。今回、トーナメントで一緒にいられることをうれしく思っている」と名伯楽と仕事をする喜びを語っている。

ちなみにオジェ・アリアシムには、長年一緒にいるメインコーチ、フレデリック・フォンタンもいるが、チームはどうなっていくのか。「コーチは数多くいる、彼のように素晴らしいキャリアを持っている人は多くいない。もちろん、私たちの価値観だったり、個性がどうかだったりを見る必要はあった。でも、彼のことを何よりも人としてリスペクトしているし、彼も私のコーチであるフレデリック(・フォンタン)、フィットネスコーチ、フィジオを尊重してくれている。すごく喜ばしいことだと感じている」とうまく行っていることを語っている。

さらに「トニが、アドバイスや助言など、このサーフェスでより良い選手となる術を与えてくれるのは、素晴らしいことだ。とはいえ、彼がいるから勝てるということではないけどね」と語ったオジェ・アリアシム。

今大会では現地12日に、第16シードのクリスチャン・ガリン(チリ/同24位)との1回戦に臨んだのだが、第1セット4-2、オジェ・アリアシムのサービスゲームで30-30というところで雨天中断に。13日のレーニエ3世コートの第2試合に組まれている。

トニがコーチについたから勝てるわけではないと本人も言ってはいるが、トニと言えば“クレーキング”ラファエルを育て上げた人物だけに期待は高まる。まずは今大会、オジェ・アリアシムのプレーに注目したい。



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