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2021.04.16

選手情報

世界No.1ジョコビッチ、エバンズに敗れる大番狂わせ!! [ロレックス・モンテカルロ・マスターズ]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

クレーで通算6勝の男が
世界No.1ジョコビッチを撃破!


一度地獄を見た男が、大番狂わせを起こした。
4月15日、ATPマスターズ1000「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」3回戦、世界ランク33位のダニエル・バンズは、世界ランク1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。6-4、7-5のストレートで勝利し、準々決勝にコマを進めた。

【動画】エバンズvs.ジョコビッチ マッチハイライト


エバンズのゲームの入りは素晴らしいものだった。ジョコビッチが強風に苦しむ中で、最初の17ポイント中12ポイントを奪取。第1セット第1ゲーム、第3ゲームでブレークに成功し、3-0としたのだ。第4ゲーム、第8ゲームでジョコビッチにブレークバックを許してしまう。それでも、エバンズはブレることなくバックハンド・スライスをバック側に集めていくとジョコビッチにミスが生まれる。第9ゲーム、このセット3度目のブレークに成功し、6-4でセットを先取する。


しかし相手は世界No.1、簡単には負けることはない。第2セットは、ジョコビッチが開始から3ゲーム先取。エンジンがかかってきたかに思えたが、エバンズは第5ゲームでブレークバックに成功してイーブンに戻す。それでもジョコビッチは、プレッシャーをかけ続ける。エバンスサーブの第8ゲームでは14ポイントというロングゲームとなるが、エバンズがなんとかキープ。さらに4-5で迎えたエバンズのサービスゲームでは、30-40とジョコビッチにセットポイントを握られるが、ここを切り抜けると続く第11ゲームでブレークに成功。続くゲームをキープして7-5、ストレートでジョコビッチを下した。

マッチポイント、ネットに出るジョコビッチをパッシングで抜いて、勝利を決めたエバンズは、「最後のボールがネットを超えたなんて信じられなかった。試合をして、プレーしたことに満足していたし、気分がよかった。ノバクとこんな大舞台で試合をする自信はなかった。ビッグウィンだし、苦しんだけど乗り越えたことをうれしく思う。最も大きなことは、自分が勝てると信じること。勝てると言うことはできても、本当に信じられるか。私は試合中に疑った。とにかく満足している。おそらく将来、子供たちや孫たちに世界一を破ったんだと話をして、楽しむと思うよ(笑)」と語っている。世界No.1のジョコビッチが敗れたことはもちろん驚きだが、クレーコートでは通算6勝しかしていないエバンズが勝利したのだから、さらに驚きである。

今やイギリスNo.1プレーヤーであるエバンズ。だが、2017年4月にはコカイン使用が発覚して1年間出場停止処分に。その間、トップ60にいた彼のランキングは1195位までダウンするなど、地獄を味わっている。そこから4年後の今年、ATP250マリー・リバー・オープンでキャリア初の優勝を果たし、26位と自己最高ランキングを塗り替え、世界No.1を倒すとは夢にも思っていなかっただろう。

「彼は勝利に値するプレーをしていたよ。より良いプレーだった。特に重要な局面で、素晴らしい質だったし、集中もしていた。それに比べて自分は、キャリア最低レベルの試合だったし、近年で最悪のプレーだった」と語ったジョコビッチ。続けて「昨日は、とてもいい試合ができた。今日は真逆になった。とてもとても風が強くで、エバンズのように走らせてくる相手とプレーするのは難しかった。彼のショットは予測不可能だったし、私のプレーは破壊された」と敗因を語っている。


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