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2021.04.25

メーカーズボイス

スピンがかかる!「ストリンググライド(String Glide)」を編集部が試打インプレ!!

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効率よくスピンを発生させるためのギア
それが「ストリンググライド」である

さて、スピンというのは、どういう原理でかかるかをご存知だろうか。ラケットでボールを擦り上げることでかかるのだが、もっと細かく見ると、縦のストリングが作用してスピンがかかっていることがわかる。ラケットを振り上げる中で、ボールを捕らえる。そこでストリングはズレて戻る。その「ズレ幅がより大きく、戻りがより早く」なるほど、スピン量は増すことがわかっている。そして、そのズレて戻る現象には、“スナップバック”という名前が付けられている。





そして、スナップバックをより効率よく発生させるために、重要なのがストリングである(ラケットも大事だが)。通常、多くのストリングの表面には摩擦を小さくするようにコーティングがなされている。だから、ストリングが“ズレて戻る”わけだが、ストリングが劣化してくると、ノッチ(縦糸と横糸の交差部分にできる凹み)ができたり、テンションが落ちたり、コーティングが剥がれて摩擦が大きくなったりすることで、スナップバックがしづらくなってしまうのだ。
だから、ストリング交換はマメにしたほうがいいよということなのだが、頻繁に張り替えるというのは、コスト的にも時間的にもなかなか大変だ。そんな方にうれしいギアが、「String Glide」(ストリンググライド)である。






使い方はカンタン!
ストリング面(特に縦横交差部)に塗るだけなのだ


これは、ストリング面に塗布するもので、ストリングの交差点の摩擦を少なくして、ストリングがロックして動かなくない状態を解放するというもの。カンタンに言えば、ストリングを動きやすくするギアということだ。税込1,980円で販売されていて、100回使用できる(説明書どおりの使用で)というから、なんと1回当たり19.8円!! これでより長く張りたてのストリングのような、スナップバックを再現できるというのは、うれしい。最も効果的なのは、張っている最中にメイン(縦)ストリングに塗布すること。または張り上げて早い内に塗布するのがストリング性能を効果的維持するコツとのこと。





製品は、リキッドが入ったミニボトルとスポンジのセット。ミニボトルを数回振り、軽く指でつまんで、2~3滴をスポンジの上に垂らしてからストリング面に軽く押し付けながら円を描くように塗布するだけ。
いきなり上から塗るとリキッドがポタポタ落ちてもったいない事になるので最初はストリング面の下側から塗った方が良いだろう。

塗布前に縦糸を横にずらし、横糸との交差点を露出させた状態で塗布してから元に戻すとより効果的である。

さて、今回は、編集部の(広)&(川)が、この「String Glide」(ストリング グライド)の効果を体感すべく試打を行ってみた。率直な感想をお届けしよう。


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