ラファエル・ナダルとフルセットの激闘!
最終セット、先にチャンスを握った錦織だったが…
現地4月22日、ATP500「バルセロナ・オープン」3回戦、世界ランキング39位の錦織圭(日清食品)は、第1シードのラファエル・ナダル (スペイン/同3位)と対戦。0-6、6-2、2-6で敗戦。激闘となったが、勝ち切ることはできなかった。
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今大会、錦織は1回戦で、同50位のギド・ペラ(アルゼンチン)と対戦。スコア以上に苦しい試合となったが、4-6、7-6(4)、6-2で勝利。昨日行われた2回戦では、第13シード、クリスチャン・ガリン(チリ/同22位)とまたもフルセットの戦いとなり、 7-6(5)、4-6、6-1で勝利して3回戦にコマを進めている。一方、ナダルは昨日、初戦となる2回戦に出場。イリヤ・イバシュカ(ベラルーシ/同111位)と対戦し、3-6、6-2、6-4と逆転勝ちで、3回戦にコマを進めている。2019年の全仏オープン以来となるナダルとの対戦だったが、予想以上にタフな試合となった。試合は、ナダルのサービスゲームからスタートする。第2ゲーム、錦織は40-15からショットミスが続いて、いきなりブレークを許してしまう。直後の第3ゲーム、ラリー戦に持ち込むと15-40とブレークバックのチャンスを迎える。しかし、あと1本が奪えない。すると、第4ゲーム、錦織はストローク戦で形を作っても、決めるという局面でナダルの技ありショットに阻まれてしまい、またもブレークを許してしまう。結局、このセット3度目のゲービスゲームでもブレークを許し、0-6で第1セットを落とす。このセット、錦織はサービスゲームで19ポイント中6ポイントしか奪うことができなかった。
錦織は、第2セット第2ゲームで、ようやく初キープに成功。すると錦織本来のプレーが出てくる。続く第3ゲームでブレークチャンスを迎えると、リターンを叩き、ナダルからミスを引き出してブレークに成功。2-1として、この試合で初めてリードを奪う。
第5ゲームで迎えたブレークポイントはものにできなかったが、第7ゲームで再びチャンスを迎えると再びブレークに成功。続くサービスゲームをキープして6-2でセットを奪い返す。
運命の第3セット。錦織は第1ゲームで、0-40といきなりビッグチャンスを握るが、あと1ポイントが奪えず。ナダルにキープされてしまう。続くサービスゲームは危なげなくキープ。続く第3ゲームでもブレークチャンスを作ったが、ナダルに凌がれてしまう。
すると、錦織サーブの第4ゲームで0-40と大ピンチが訪れる。なんとか2本凌いだ錦織だったが、3本目は防げず。先にブレークを許してしまう。その後も懸命にプレーした錦織だったが、ブレークバックならず。3-6、激闘の末に敗れた。
明日の準々決勝、ナダルはキャメロン・ノリー(同58位)と対戦する。
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