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2021.05.04

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錦織圭、難敵カチャノフに逆転勝利で2回戦進出!![マドリード・オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

第2セットからギアを上げた錦織圭

5月4日、ATPマスターズ1000 「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード)、世界ランク43位の錦織圭(日清食品)は同23位のカレン・カチャノフ(ロシア)と1回戦で対戦。6(6)-7、6-2、6-2で逆転勝利し、2回戦にコマを進めた。

【動画】錦織圭の強烈バックハンドウィナー


前週、ワイルドカード(主催者推薦)で出場予定だったATP250「ミレニアム・エストリル・オープン」を練習中に痛めた右足のため欠場した錦織。12日ぶりの試合となったが、不安を感じさせないフットワークと錦織らしい多彩なショットを披露した。

コイントスに勝ってリターンを選択した錦織。第1セット第2ゲーム、デュースとなるが、フォアハンドのドロップショットからドライブボレー、相手のリターンミスでまずはキープ。すると続く第3ゲーム、15-40とブレークチャンスを握ると、リターンで叩く。これをカチャノフがフレームショットし、先にブレークに成功して2-1とする。

しかし、第4ゲーム、カチャノフが積極的に打ってくると0-40に。ここでミスが出てしまい、ブレークバックを許すと第6ゲームでも、ストロークのネットが続いてまたもブレークを許して2-4に。

直後の第7ゲーム、錦織は40-0からデュースに持ち込む。ここで放ったバックハンド・スライスを、ネットに詰めていたカチャノフがウォッチしたがボールはイン。ブレークバックに成功。3-4とする。

すると5-6で迎えた錦織のサーブ。ブレークのピンチを迎えたが、ここを凌いでキープ。タイブレークに突入すると、4オールで錦織がミニブレークに成功。直後のポイントを奪って6-4とセットポイントを迎えたが、続くサービスで決められず。
逆に6-7とカチャノフにセットポイントを握られずと、ここで3球目のバックハンドをネット。第1セットは6(6)-7で落とした。
このセット、錦織のアンフォーストエラーは17本とカチャノフ(11)より上回った。

セットを先取された錦織は、ここから自分からラリーを展開していく。

第2セット第1ゲーム、いきなりブレークポイントを握られるが、ここを凌いでキープすると続くゲームでブレークに成功。その後、互いにキープを続けると、5-2で迎えた第8サーブで再びブレークに成功。第2セットを6-2で奪い返す。
このセット、錦織のアンフォーストエラーが6本、カチャノフが12本と相手からミスを引き出すことに成功した。

勝負の第3セット第1ゲーム、カチャノフは思い切ったリターンを打って0-30とする。しかし、錦織は慌てることなくキープに成功。

すると第2ゲーム、15-0となったところで試合が止まる。前のゲームで、ラケットのストリングを殴っていたカチャノフの右手中指から血が止まらず。ここでメディカルを呼んで処置をすることに。これで数分、間ができる。

その後、2-1で迎えた第4ゲーム、30-40とブレークチャンスを迎えると、ここでもラリーで先に展開。カチャノフからミスを引き出してブレークに成功する。さらに第11ゲームでブレークに成功し、6-2。錦織圭が逆転勝利を収めた。


2回戦では第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同6位)と対戦する。


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