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2021.05.26

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ガン克服のスアレス・ナバロ、全仏での復帰戦に向けて「コートでしっかりサヨナラを伝えたかった」と告白

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写真提供:ゲッティ イメージズ

「最後にパリで戦うために、ここ数ヵ月
トレーニングを積んできた」と語ったスアレス・ナバロ


現地5月25日、スペインテニス連盟は、元世界ランキング6位のカルラ・スアレス・ナバロ(スペイン/世界ランク118位)のインタビューを公式ホームページに掲載した。今回の全仏オープンで復帰を果たす彼女だが、そのインタビューの中で“コートでしっかりサヨナラを伝えたかったの”“いくつもの良い思い出があるコートに、最後に出場できることをうれしく感じている”と語るとおり、今大会を最後の舞台とするようだ。

【SNS】スアレス・ナバロのトレーニングの様子をチェック


「全仏オープンに出場できるということに、本当に興奮している。最後にパリで戦うために、ここ数ヵ月トレーニングを積んできた。コートに飛び込んで、大会でプレーできることがどれだけ特別なことかをもう一度感じることを楽しみにしている」と語ったスアレス・ナバロ。

彼女は、昨年9月に悪性ガンのホジキンリンパ腫と診断され、治療を開始。半年間の化学療法と放射線治療を行った。そして、4月下旬には、「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/WTA1000)の会場で練習を行い、SNSに「新たにまた一歩前進した。治療を終え、ホジキンリンパ腫を克服したわ。温かいメッセージをありがとう。応援の言葉の一つ一つが、この数ヵ月間私に力をくれた。また、毎日お世話になった医療関係者の皆さんにも感謝しています。完治したわ」とガン克服を報告していた。

元々の予定では、昨シーズンを最後に現役から退く意思を明らかにしていたが、今回、復帰を目指したのは、しっかりコートに別れを告げたかったからなのだという。

「テニスは私に多くのことを与えてくれた。だから、コートでしっかりサヨナラを伝えたかったの。全仏では、キャリアの中で、いくつもの素晴らしい瞬間があったわ。最初に、素晴らし成績(2008年大会でベスト8)を収めたのも、全仏だった。いくつもの良い思い出があるコートに、最後に出場できることをうれしく感じている。(復帰戦は)とても美しい日になるはず。可能な限り、楽しむことができればうれしい」

全仏オープン、ガンを克服し、コートに戻ってくる彼女の勇姿をしっかりと見届けたい。



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