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2021.06.01

選手情報

西岡良仁、ツォンガとの2時間52分に及ぶ激戦を制し、3年連続2回戦進出[全仏オープン]

中盤から拮抗した展開となったが
最後に集中力を高めて勝利した西岡


5月31日、全仏オープン男子シングルス1回戦、西岡良仁(ミキハウス/同60位)は、ジョー・ウィルフリード・ツォンガ(フランス/世界ランク75位)と対戦。6-4、6-2、3-6、7-6(5)で勝利し、3年連続2回戦進出を果たした。

【動画】勝利後ツォンガに礼をして健闘を称えた西岡

ATP250リヨン大会、ATP250パルマ大会と2週連続でベスト8と調子の波に乗っている西岡。対戦相手のツォンガだが、過去に痛めていた背中と左ヒザの状態は決して良くないようで、今季の成績は1勝5敗。前週のパルマ大会でも初戦で敗れており、「スキルに関しては取り戻せてきていると思う。だが、体については、今はあまりコントロールできていない」と語っていた。

第1セット、ツォンガは強烈なサーブに強打で短いショット数でポイントを重ねてキープを続ける。それに対して西岡は、左右にストロークを展開してツォンガを動かし、ポイントを重ねてキープを続けていく。第6ゲームまではブレークポイントなしという締まった展開に。

そして第7ゲーム、ツォンガのファーストサーブの確率が落ちると、西岡がリターンで攻めて30-40とブレークチャンスを迎える。ここでは凌がれたが、再度チャンスを得てストロークを繋げていくと、ツォンガのフォアハンドがネット。先にブレークに成功。そのリードをキープしたまま、6-4でセットを先取する。ツォンガはこのセット17本のアンフォーストエラーを犯している(西岡は5本)。

第2セット第1ゲーム、西岡はツォンガの強打を拾いまくると、ミスを引き出していきなりブレークに成功。さらに第3ゲームでもブレークする。
ツォンガは、コート・スザンヌ・ランランに集まった観客からの声援を受けて自分を守り立てるが、西岡の安定感は崩れず。6-2でセットを連取する。

この第2セットが終わったところで、外出制限時間が近づいたため、観客はいなくなる(フランスは21時〜6時まで外出制限中)。第3セット第4ゲーム、ツォンガの強打が西岡を襲い、ブレークを許してしまう。西岡はその後、ブレークバックできず。第3セットは3-6で落とす。

第4セットは、互いに1ブレークを奪ってタイブレークに突入する。西岡は先に2本のミニブレークを許して1-4とされるが、ここから逆に2本ミニブレークに成功。5-4でもミニブレークし、7-5で勝利した。

試合後、西岡は記者会見で「(試合の)スタートの時間帯がまだ気温が高く、かなりボールが弾んで僕の方に有利に働いたかなと思う。ツォンガ選手がフォアに回り込む時間がなかったので、そこのミスをさせることができて、第1、2セットを自分のペースに持っていきやすかった」とリードを奪えた要因と語った。それでも、第3セット以降はツォンガも持ち直し、西岡は苦戦。「観客がいなくなって彼(ツォンガ)もリラックスして、気温も落ちてボールの弾みも減ったので、(ツォンガの)打ちやすい打点にボールがいくようになって、そこから展開が変わりだした。打っていた打点がちょっとずつ打ちやすいところに行きだして、そのぶん競り始めたかなと思います」と振り返った。

2回戦では、1回戦で第13シードのダビド・ゴファン(ベルギー/同13位)をストレートで破ったロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同76位)と対戦する。ムゼッティとは、前週のATP250パルマ大会2回戦で対戦し、6-3、6-2で勝利したばかり。「(ポジションを)下げてくれれば、僕が中に入って展開していきたい。そうやってパルマでも勝つことができた」と自らのペースで試合ができればとしたものの、「ムゼッティ選手もそれでやられているので考えてくる。なので、前回みたいにいかない。タフな試合になる。(試合時間は)長いと思います。そこだけは覚悟して臨もうかなと思う」と厳しい戦いが待っているとした。

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Photo by Takeo Tanuma

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