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2021.06.14

選手情報

錦織圭、約9年8ヵ月ぶりにトップ50以下に。西岡が日本人トップの56位。6/14付ATP世界ランキングが発表

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錦織圭、2011年9月以来となるトップ50以下に。約10年7ヵ月ぶりに日本人トップ交代

6月14日、ATPは世界ランキングを更新。西岡良仁(ミキハウス)が、1つ順位を上げて56位となり、ランクを8つ下げ57位となった錦織圭(日清食品)を抜いて日本人トップに。錦織は約10年7ヵ月にわたって維持したトップの座を明け渡した。

【画像】ATPランキングTOP20+その他の日本人をチェック(300位以内)

全仏オープンで第1シードを守り切り、準決勝で“クレーキング”ラファエル・ナダル(スペイン)を、決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)を下したノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、2015年以来となる2度目の優勝。すべてのグランドスラムで2回以上優勝する“ダブルグランドスラム”を達成した。ランキングでは変わらず1位をキープし、準優勝のチチパスは4位へと上昇している。

日本勢では、錦織が4回戦でアレクサンダー・ズベレフ(ズベレフ)に敗れ、ランキングを8つ落とし57位へ。初戦で地元フランスのジョー・ウィルフリード・ツォンガに勝利した西岡は、2回戦でイタリア期待の若手、ロレンツォ・ムゼッティに敗れたものの、ランキングを1つ上げて56位に。これにより、錦織圭が2010年11月8日から約10年7ヵ月にわたり維持してきた日本人トップの座は、入れ替わることとなった。また、ダニエル太郎(エイブル)、内山靖崇(積水化学工業)は初戦敗退となっている。

全仏オープン2週目から芝大会が始まっており、錦織は「メルセデス・カップ」(ドイツ・シュツットガルト/ATP250)のワイルドカードを手にしていたが、出場を回避。今週からスタートする「ノベンティ・オープン」(ドイツ・ハレ/ATP500)に出場する。また、同大会のダブルスには第7シードとしてマクラクラン勉(イカイ)組が出場している。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma