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2021.06.29

選手情報

マレー、4年ぶりの勝利! 3時間32分の激戦を制す「素晴らしい気分だ」[ウィンブルドン]

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ケガを乗り越え、4年ぶりの舞台で、見事に勝利を収めたマレー

“サー・アンディ”が、4年ぶりにウィンブルドンの舞台に復帰。それをイギリスの観客たちは、大きな拍手で出迎えた。
6月28日、ウィンブルドン初日、センターコート第3試合で、過去2度優勝のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク118位)[ワイルドカード(主催者推薦)]は、第24シードのニコロズ・バシラシビリ(ジョージア/同28位)と対戦。6-4、6-3、5-7、6-4で勝利し、3時間32分という長い戦いを制した。

【動画】マレー4年ぶりのウィンブルドン勝利ハイライト


2019年以降、2度に渡る股関節の手術を乗り越えてきたマレー。復帰を果たした今季では、フットワークに不安も見せるシーンが多かっったが、やはりここはウィンブルドン。ホームという環境がマレーの背中を押したようだ。

第1セット、かつてのような強烈なカウンターショットこそ見られないものの、走って拾っていくプレースタイルでキープを続けるマレー。それに対して、サーブ、ストロークとパワフルなショットが特徴のバシラシビリもキープを重ねていく。すると、マレーの5-4で迎えたバシラシビリのサービスゲームで、ブレークに成功。6-4でセットを先取すると、第2セットも同様に拮抗した展開の中で、マレーが先にブレークして6-3とセットを連取する。

加えて第3セットは、開始から3ゲーム連続でバシラシビリのサービスをブレーク。5-0として、サービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかし、ここからバシラシビリがステップアップ。なんと7ゲーム連取で第3セットを奪い返す。

流れがどうなるか、難しい状況だったが、センターコートの屋根が閉まり、トイレット・ブレークと間を作って気持ちを入れ替えると第4セット、1ブレークを許したものの、3ブレークを奪って6-3で試合を締めた。足が不安視されるマレーだが、約7.0kmとバシラシビリ(約6.6km)以上に走るなどコンディションの良さを見せている。

ポストマッチ・インタビューでは「4年ぶりにセンターコートで勝利できて素晴らしい気分だし、(コートの)雰囲気も素晴らしいものだった。皆さんに応援してもらえて感謝の気持ちでいっぱいだ。ここ数年コートに戻るためだけに頑張ってきた。まだまだ頑張るよ」と語ったマレー。4年ぶりとなるウィンブルドン復帰戦を制した。

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