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2021.07.11

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バーティ、オーストラリア人女性として41年ぶりの制覇「最大の夢を実現できた」[ウィンブルドン]

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バーティ、グーラゴング氏以来41年ぶりにオーストラリア人女性として優勝

7月10日、ウィンブルドン女子シングルス決勝が行われ、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/世界ランク1位)が、第8シードのカロリーナ・プリシコワ(チェコ/同13位)を6-3、6(4)-7、6-3のフルセットで破り、グランドスラム2度目の優勝を果たした。試合後の会見でバーティは「最大の夢を実現できた」と語った。

【動画】バーティがプリシコワをフルセットで破りグランドスラム2勝目! マッチハイライト

この日の試合、バーティは開始から14ポイント連続で奪い、流れに乗って第1セットを奪うも、第2セットはプリシコワの粘りに逆転を許して、勝利の行方はファイナルセットへ。そのファイナルセットでは、第2ゲームで3本のブレークチャンスを生かして、リードを奪うと、そのまま2019年全仏オープン以来となるグランドスラム2勝目を挙げた。

試合後、「今までテニスコートで経験した中で最も信じられない気持ちだった。目標や夢を達成するために、チームや大切な人たちと働き、今日それが実現できたことは信じられない」と率直な思いを語ったバーティ。

1971、80年に同大会を制したイボンヌ・グーラゴング氏以来となるオーストラリア人の優勝に関しても「ここウィンブルドンで最大の夢を実現できたことは、本当に素晴らしいこと。イボンヌの初優勝から50年という記念すべき日に、このような結果を残せたことも信じられないこと」と語った。

また、8度目の対戦となったプリシコワについては、「過小評価されているような気がするけど、彼女はとんでもない競争者です。1ポイント1ポイントを大切にし、一生懸命戦ってくる。対抗するには自分のベストを尽くし、試合に集中しなければならない。この何年かツアーで安定している選手の一人よ。彼女にとってのグランドスラムタイトルは、そう遠くない時期になってくると思う」と、タフな対戦相手だったとした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma