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2021.07.30

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世界5位のズベレフが決勝進出! 世界1位のジョコビッチ、悲願の金メダルならず[東京オリンピック]

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Photo by Getty Images

ズベレフ、ジョコビッチに逆転勝利! 金メダルへあと1勝

7月30日、東京オリンピックのテニス競技7日目、男子シングルス準決勝が行われ、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク5位)が、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)に1-6、6-3、6-1の逆転勝ちを収め、決勝に進出。金メダルへあと1勝とした。

【画像】東京オリンピックテニス競技 男子シングルスドロー(組み合わせ)&ズベレフ vs. ジョコビッチ 試合スタッツ

今大会、男子では初めてとなる“ゴールデンスラム”(四大大会とオリンピックを制覇すること、女子では1988年にシュテフィ・グラフ氏が達成)を狙うジョコビッチは、初戦から4試合すべてをストレート勝利。対するズベレフも準決勝まで1セットも落とすことなく、ベスト4入りし、準決勝は好調をキープしたもの同士の対戦となった。

第1セット、ズベレフはジョコビッチの広いコートカバーリングにミスを重ね、第4ゲームでブレークバックを許すと、第6ゲームでもサービスゲームを破られ、一気に5ゲームを失い、第1セットを1-6で落とす。

第2セットでも劣勢が続いたズベレフだったが、第5ゲームでブレークされてから、開き直ったかのようにボールを強打。コート深くに落ちる力強いショットで、ジョコビッチからチャンスボールを引き出すと、第6ゲームから4ゲームを連取し、6-3でセットを奪い返す。

これで息を吹き返したズベレフは、勝負のファイナルセットでも強気な攻撃を見せ、第1、第3ゲームでブレークに成功。4-0とリードを広げると、第7ゲームでもブレークし、逆転勝利を収めた。

この試合の前まで両者の対戦成績は、ジョコビッチの6勝2敗と勝ち越しており、ズベレフは2018年ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」決勝で勝利して以来、5連敗中だった。今回の勝利は、約2年8ヵ月ぶりの白星となる。

決勝でズベレフは、第12シードのカレン・カチャノフ(ロシア/同25位)と対戦する。直接対決では、2勝2敗と互角の戦いを見せている両者だが、直近の対戦となった2019年ATPマスターズ1000モントリオール大会4回戦では、カチャノフが6-3、6-3で勝利。ズベレフは2連敗を喫している。

<今大会のズベレフの勝ち上がり>
1回戦:6-1 6-3 ×ルー・イェンスン(台湾)
2回戦:6-2 6-2 ×ダニエル・エラヒ・ガラン(コロンビア)
3回戦:6-4 7-6(5) ×ニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)
準々決勝:6-4 6-1 ×ジェレミー・シャルディー(フランス)
準決勝:1-6 6-3 6-1 ×ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1]

【特集】東京オリンピック・パラリンピック

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