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2021.07.29

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錦織圭、世界1位のジョコビッチに完敗。準決勝進出ならず[東京オリンピック]

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Photo by Getty Images

錦織圭、ジョコビッチの牙城崩せず準々決勝敗退

7月29日、東京オリンピックのテニス競技6日目、男子シングルス準々決勝が行われ、錦織圭(日清食品/世界ランク69位)は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)と対戦。2-6、0-6のストレートで敗れ、2大会連続でのメダル獲得とはならなかった。

【画像】東京オリンピックテニス競技 男子シングルスドロー(組み合わせ)

今大会、錦織は初戦で世界ランク7位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を破り、勢いに乗ると、2回戦のマルコス・ギロン(アメリカ/同65位)、3回戦のイリヤ・イバシュカ(ベラルーシ/同66位)に勝利。ベスト8入りを決めている。

対するジョコビッチは、世界1位の実力をいかんなく発揮し、初戦からすべてストレート勝利で準々決勝に。今シーズン、四大大会の全豪、全仏、ウィンブルドンを制しており、残るオリンピックと全米で優勝を飾れば、男子では史上初となる“ゴールデンスラム”(四大大会とオリンピック制覇、女子では1988年にシュテフィ・グラフ氏が達成)を成し遂げることとなる。

対戦成績で錦織は、2勝16敗と負け越しており、準優勝した2014年USオープンで勝利を挙げて以来、15連敗中。2019年1月の全豪準々決勝以来の対戦となった。

第1セット、錦織はジョコビッチの堅いディフェンスを前に、厳しいコースを狙わされてしまい、第2ゲームでブレークを許す。その後、鋭いショットでプレッシャーをかけるも、ジョコビッチがそれを上回るショットを放ち、あと一歩及ばず。第8ゲームもブレークされ、2-6でセットを落とした。

一矢報いたい錦織は、第2セット第1ゲームでチャンスを握ったが、これを決めきれず。直後の第2ゲームでサービスゲームを破られると、第4、第6ゲームでもブレークを許し、ジョコビッチの牙城を崩すことができず、ストレートで敗れた。

準決勝でジョコビッチは、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同5位)とジェレミー・シャルディー(フランス/同68位)の勝者と対戦する。

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