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2021.08.06

選手情報

ナダル、約2年5ヵ月ぶりにツアー大会で8強入り逃すも「できることは相手を祝福し、前に進むこと」と前向き[シティ・オープン]

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ナダル、世界50位のハリスにフルセット負け。2年5ヵ月ぶりにツアー8強逃す

8月5日、「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンD.C./ATP500)シングルス3回戦、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/同3位)が、第14シードのロイド・ハリス(南アフリカ/同50位)に4-6、6-1、4-6のフルセットで敗れ、ツアーでは約2年5ヵ月ぶりにベスト8入りできず、大会から姿を消した。

【動画】ナダル、フルセットで敗れベスト8入りならず「シティ・オープン」大会4日目ハイライト

この日の試合、ナダルは第1セットでハリスのキレのあるサーブに対応できず、リターンゲームでポイントを奪うことができない。第7ゲームで0-40とされ、サービスゲームを破られると、そのまま第1セットを失った。

第2セットこそ、ハリスにブレークポイントを握られることなく6-1で奪ったナダルだが、ファイナルセットでは、3度のチャンスを生かしきれず、4-5の第10ゲームでブレークを許し、フルセットの熱戦の末に敗れた。ナダルがツアー大会の3回戦で敗れたのは、2019年ATP500アカプルコ大会以来、約2年半ぶりのこと。

試合後、ナダルは「準備はできていた。昨日より今日の方が足の状態が良かったから、それが一番のプラス材料。良いプレーをする選手と戦ってしまったね。昨日よりいいプレーができたと思うが、ファイナルセットでチャンスがあった時に彼のサーブが良かった。最後のゲームは少し緊張していて、適切に機能しなかったよ」と自身の敗因を分析。「彼にとって素晴らしい勝利だ。成功を祈っている」と、ナダルに臆することなく攻撃を続けたハリスを褒め称えた。

また、全仏オープン以来、足の怪我により2ヵ月ぶりの実戦となったナダル。「この2ヵ月は簡単ではなかった。足に問題を抱えていたし、やりたいと思った日に練習をすることができなかったが、できる限りのことはやった。負けたことは残念だ。でも、それがスポーツなんだ。僕は一生懸命やったけど、それでは不十分だった。できることと言えば、相手を祝福し、ただ前に進むことだけだよ。これからも正しい方法で練習し、良くなるチャンスをつかみたい」と語った。

次戦は、9日に開幕する「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・トロント/ATPマスターズ1000)へ出場予定。USオープンまでにどこまで調子を取り戻すことができるだろうか。

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