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2021.09.08

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大坂なおみ、ケルバーに続きスビトリーナも撃破、フェルナンデスが4強入り [USオープン]

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「間違いなく最も難しい試合の一つだった」とフェルナンデス

現地9月7日、女子シングルス準々決勝、今大会快進撃を続けるレイラ・フェルナンデス(カナダ/世界ランク73位)は、第5シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同5位)と対戦。6-3、3-6、7-6(5)で勝利し、準決勝進出を決めた。

【動画】フェルナンデス対スビトリーナ準々決勝ハイライト


「スビトリーナと戦うことができて光栄だった。あらゆる点で頑張ろうと自分に言い聞かせていた。それができてよかった」と試合後に語ったフェルナンデス。19歳(8月6日に誕生日を迎えた)となって初の試合は激戦となった。

試合開始から、フェルナンデスは攻撃的なテニスを展開。すると、第6ゲームでブレークチャンスを迎える。1度目は凌がれたものの、2度目のチャンス、センター付近での長いラリーからクロスラリーへと変化すると武器であるフォアハンドのダウン・ザ・ラインでスビトリーナを崩してブレークに成功。このリードを保って、第1セットを6-3で奪取する。

しかし、さすがは5位のスビトリーナ。第2セット、気合いを前面に出していくと、より深い位置にショットが決まり出す。するとフェルナンデス側にミスが生まれ、第4ゲーム、第6ゲームでブレークに成功。直後の第7ゲームに、気持ちを入れ直したフェルナンデスがブレークバックするが、6-3でスビトリーナがセットを奪い返す。

第3セットは互いに2ブレークずつ奪い合ってタイブレークへ。1本ずつミニブレークを奪い合って5オールとする。ここでクロスにボールを運んでスビトリーナがネットに詰める。フェルナンデスがランニングショットで放ったダウン・ザ・ラインは、スビトリーナを抜き、サイドラインのわずか横に落ちた。続くマッチポイントで迎えたフェルナンデスのサーブを、スビトリーナはリターンミス。7-6(5)で試合を締めた。勝利が決まると、その場に座り込んだフェルナンデス。いかにタフな試合だったかを物語っている。



勝利が決まると、その場に座り込んだフェルナンデス


これで、フェルナンデスは3回戦で大坂なおみ(日清食品/世界ランク3位)、4回戦でアンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同17位)、そして準々決勝でスビトリーナをも破ることとなった。


「テニスはもちろん、精神的にも感情的にも間違いなく最も難しい試合の一つだった。スビトリーナは素晴らしい選手、素晴らしいファイター。第2セットで、彼女はレベルを上げてきた。そして残念なことに、大事なところでミスをしてセットを落とした。第3セット、カムバックできてよかった。タイブレークでは少し幸運もあった。可能な幸運は授かりたいわ。勝利できてよかった」とフェルナンデス。

続く準決勝では、第2シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/同2位)と対戦することになる。

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