今シーズン、グランドスラムを含む3つのタイトルを手にしているノバク・ジョコビッチ(セルビア)。そのプレーの中で際立っているのが、“タイブレーク取得率”だ。
今シーズンは8度のタイブレークがあり、負けなし!! 過去52週では、88.5%という驚異的な確率でタイブレークを制している。2位のロジャー・フェデラー(スイス)でさえ76.9%なのだから、その勝負強さがうかがい知れる。 ATP公式サイトでは、“なぜジョコビッチはタイブレークに強いのか”をピックアップ。2019年までジョコビッチのチームの一員で、ストラテジー・アナリストだったクレイグ・オシャネシーが、昨年のウィンブルドン決勝を例に伝えている。
決勝のフェデラー戦では、タイブレークになったセットが3度、計33ポイントがプレーされた。その中で、凡ミスの数を見ると、ジョコビッチはわずか1本のみ。一方、フェデラーは19本ものエラーを犯している。フェデラーのプレースタイルが、年々攻撃的になっているといえ、オシャネシーは、「タイブレークでミスが増えることは致命的だ」という。 その点、ジョコビッチのタイブレークの戦い方は違う。無理に不利な局面を打開しようとせず、また一発逆転の一打に頼ることもしない。「相手としっかりラリーをし、一球でも多く返球することで、勝利を手繰り寄せている」という。
今後は、ジョコビッチのタイブレークの戦い方に特に注目して試合を見てみてはいかがだろうか?
写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma
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