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2021.09.24

選手情報

キリオス、BIG3不在の今年こそ「最高のチャンス」。24日開幕のレーバーカップ

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Photo by Getty Images

4度目の出場となるキリオス「このイベントが大好きだ」

9月23日、24日に開幕する「レーバーカップ」(アメリカ・ボストン)の前日記者会見が行われ、4度目の出場となった世界選抜のニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク95位)が、BIG3不在の今回こそが勝利を手にする「最高のチャンス」だと語った。

【画像】キリオスら出場選手がきりっとしたタキシード姿に変身!

第1回から出場を果たしているキリオスは「僕たちはチームのイベントに参加するのが大好きなんだ。めったにないことだしね。この素晴らしいメンバーと一緒に座ることができてすごく興奮しているよ。特にライリー(オペルカ)、フィリックス(アリアシム)とは親しくしているしね。彼らはこれから何年もこのイベントに参加することになるだろうね」と、普段では味わうことのできないチーム対抗戦を楽しみたいと語った。

だが、過去3大会と違うのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)やラファエル・ナダル(スペイン/同6位)、ロジャー・フェデラー(スイス/同9位)らBIG3が出場していないということ。これについてキリオスは、「ヨーロッパのBIG3がケガなどで欠場していることを考えると、今回は最高のチャンスだ。観客も我々を応援してくれると思うし、エネルギーが満ち溢れている」と、今回こそ勝利を手にするチャンスだとした。

また、「僕はこの大会に4回目の出場になるし、いわば“ベテラン”とも言える。普段は試合に負けても泣いたりしないが、プラハ(2017年第1大会)でロジャー(フェデラー)に負けて[6-4、6(6)-7、9-11]、その時はジャック(ソック)がそばに来て慰めてくれたよ。だから、デビスカップの方が重みはあるが、同じような気持ちだ。ライリーとフィリックスは、自分のゲームに自信を持って、素晴らしいテニスをしている。プレッシャーの中で何をすべきかわかっているんだ。彼らは何度も試合に勝っているし、とにかく楽しんでもらいたい。彼らも大会を楽しんでくれるだろう」と初参加の選手たちにエールを送った。

今大会は3日間行われ、欧州選抜と世界選抜による団体戦。各日シングルス3試合とダブルス1試合が行われ、1試合の勝利につき、初日は1ポイント、2日目は2ポイント、最終日は3ポイントが加算され、先に13ポイントを獲得したチームの勝利となる。過去3年はいずれも欧州選抜が勝利している。

<大会初日9月24日の試合予定>
第1試合(日本時間25日2時)
<欧州選抜>キャスパー・ルード(ノルウェー/同10位) vs. <世界選抜>ライリー・オペルカ(アメリカ/同19位)

第2試合(第1試合終了後)
<欧州選抜>マッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同8位) vs. <世界選抜>フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同11位)

第3試合(日本時間25日8時)
<欧州選抜>アンドレイ・ルブレフ (ロシア/同5位) vs. <世界選抜>ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同15位)

第4試合(第3試合終了後)
<欧州選抜>アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)/ベレッティーニ vs. <世界選抜>ジョン・イズナー(アメリカ/同22位)/デニス・シャポバロフ(カナダ/同12位)

<欧州選抜>
ダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク2位)
ステファノス・チチパス(ギリシャ/同3位)
アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)
アンドレイ・ルブレフ(ロシア/同5位)
マッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同7位)
キャスパー・ルード(ノルウェー/同10位)
※キャプテン:ビヨン・ボルグ、副キャプテン:トーマス・エンクヴィスト

<世界選抜>
フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同11位)
デニス・シャポバロフ(カナダ/同12位)
ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同15位)
ライリー・オペルカ(アメリカ/同19位)
ジョン・イズナー(アメリカ/同22位)
ニック・キリオス(オーストラリア/同95位)
※キャプテン:ジョン・マッケンロー、副キャプテン:パトリック・マッケンロー

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