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2021.10.08

選手情報

ダニエル太郎が初戦突破 「股抜きショット」も披露[BNPパリバ・オープン]

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試合を通じてリターンが冴えていたダニエル

現地10月7日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)男子シングルス1回戦、ダニエル太郎(エイブル/世界ランク123位)はフィリップ・コールシュレイバー(ドイツ/同107位)と対戦。6-2、6-4で勝利し、2回戦に駒を進めた。同大会での2回戦進出は2018年大会(3回戦進出)以来。

【動画】ダニエル太郎が魅せた「股抜きショット」をチェック


USオープンでは、初戦でファクンド・バグニス(アルゼンチン)にストレート負け。「色々と考え直さないといけないところがあると思う」と語っていたダニエルは、その後、チャレンジャーツアー3大会に出場して今大会へ。本来予定外の大会だったものの、本戦入りができたため「急に来る事になりました」とSNSで明かしている。

第1セット第1ゲーム、ダニエルはいきなり2度ブレークのピンチを迎えたがキープに成功。すると直後の第2ゲームで3度ブレークチャンスを掴む。ここではブレークすることはできなかったものの、コールシュレイバーのサーブをうまくリターンし、スピンを利かせたストロークでラリー戦でもリズムを掴むと、第4ゲームで先にブレークに成功。5-2で迎えた第8ゲームでも粘った末にブレークすると第1セットを6-2で先取した。このセット、ダニエルはサーブで71%、リターンで50%とそれぞれ高い確率でポイントを奪っている。

しかし、相手は37歳の大ベテラン、コールシュレイバー。ダニエルのサービスゲームとなった第2セット第1ゲーム、速いテンポのストローク戦を展開されると、4度ブレークポイントを凌いだものの、20ポイントの末にこの試合初めてブレークを許す。より難しい展開になるかと思いきや、ダニエルも集中力を切らさない。続く第2ゲーム、コールシュレイバーのサービス確実にリターンを返していくとブレークバックに成功する。

その後はブレークポイントを与えることなく、互いにキープが続く拮抗した展開に。4-4で迎えた第9ゲーム、ダニエルはブレークのピンチを迎えたが、落ち着いてキープに成功。すると、直後のリターンゲーム、30-40とマッチポイントを握ると、厳しいワイドサーブに反応。長いラリーになると、最後は回り込みフォアからドロップショットを決めて6-4。1時間39分の末にストレート勝利を果たした。

ダニエルは2回戦で、第16シードのライリー・オペルカ(アメリカ/同20位)と対戦する。
 

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Photo by Takeo Tanuma