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2021.10.09

選手情報

男女トッププロらがテクニックを自ら解説! オンラインテニス学習サイト「TOPCOURT」でオススメのレッスン動画3つを紹介

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トッププロたちから学べる
テニスのオンライン教材「TOPCOURT」

「TOPCOURT(トップコート)」というオンラインのテニス学習サイトがATPとWTAのオフィシャルeラーニングパートナーとなったことで、世界ランキングの表の選手名の右側に黄色い札のようなマークが表示されるようになった(下の写真の赤い線で囲った部分)。そこで、「TOPCOURT」とはどのようなものか、また実際に講座を見て参考になったものを3つ紹介する。



【動画】グリップはどう握る!? ズベレフが自身の両手バックについて解説

「TOPCOURT」とは、トッププロからテニスについて学べるオンライン教材(https://www.topcourt.com/)。当初はそれほど講座が多くなかったが、ATPのオフィシャルeラーニングツールとなったことで講座が一気に増加した。プロがそれぞれテーマをもって教えてくれるということ自体、非常に興味深く、選手本人が自分の幼い頃から現在までのストーリーを語り、オススメのドリルやテクニックに関してアドバイスをしてくれる。

アンドレイ・ルブレフ(ロシア/世界ランク5位)が世界最高レベルのフォアハンドの打ち方を教えてくれる、という夢のような講座もあるのだが、実はこのような講座は見るだけでは習得するのが難しい(ファンにとってはたまらないが)。ここでは、戦略を教えてくれる講座や、テニス選手の裏側について知ることができる講座、またメンタルを鍛えるためのトレーニング方法を紹介している講座など、具体的にすぐ取り入れやすいものを3つ紹介したい。

〈オススメ講座1〉
ズベレフのディフェンスからオフェンスへの切り替え講座

アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)は、TOPCOURTで講座を持っている選手の中で、現在最も世界ランキングの高い選手だ。彼の講座の中で非常におもしろいのが、「Neutralize or Attach(中立化もしくはアタック)」という動画。トップ選手の多くは、ディフェンス(守備)からオフェンス(攻撃)への切り替えが非常にうまい。この動画の中でズベレフは、自分がディフェンスからどのような場合に中立化を行い、どのような場合にアタックするのかを語っている。また、多くの人が犯しがちなミスについても言及し、さらに、それがなぜいけないのかを解説。プロとして活躍した後は、素晴らしいコーチになりそうな資質を感じさせる。

一つの例として、コートの左側から右側に大きく走らされる場合、どうしても体勢が崩れてディフェンシブになる。その場合ズベレフは、「(1)ネットの上を高めに深く返球(中立化)する」か「(2)フラットで速いボールを返球(アタック)する」かを考えるという。もし、(1)の高めに返球する場合は、スピン量を上げるためにスイングスピードを速くすることで時間を稼ぎ、そこから中立化を図る。(2)のアタックする場合も同様にスピンをかけるが、よりフラットに速いボールを打ち返すという。多くの人が犯しがちなミスとしては、「アタックする際に早くリカバーしようとしすぎる」ことを挙げている。このシチュエーションでのアタックは、最高にいいショットでなければいずれにしても相手のポイントになる可能性が高いため、打った後に同じ方向に1歩か2歩進むくらい思い切って打つべきだとしている。

ちなみに、女子世界ランク2位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)も「TOPCOURT」に講座を持っている。彼女は、6歳の時に始めたテニスは学校から抜け出すための方法だった、と語っており、裏話としておもしろい。

〈オススメ講座2〉
アンドレスクのチャンピオン・メンタリティ講座

ルーマニアからの移民としてカナダに来たビアンカ・アンドレスク(同21位)の両親は、英語も分からないところから生活を始めたという。両親が多くを持たず、夢だけを持って移住したことは、アンドレスクにとっても非常に大きな意味を持っている。幼い頃のアンドレスクはさまざまなスポーツをしていたようで、テニスに出会ったのは7歳の時だった。すぐに夢中になり、9歳の頃にはツアーに出てさまざまな大会を転戦していたようだ。

母親から学んだビジュアライゼーション(可視化。※ここでは、感謝について常に意識することが語られている。成功をより視覚化して思い描くようなこともビジュアライゼーションと言われることがある)やスピリチュアルな活動(瞑想について語っている)なども、アンドレスクのメンタリティにおいて大きな助けになっているようだ。

〈オススメ講座3〉
フェルナンデスの、試合と同じ気持ちになるドリル

先日のUSオープン決勝で10代対決に惜しくも敗れたレイラ・フェルナンデス(カナダ/同28位)。彼女が紹介している「Under the pressure」というドリルは、試合と同じプレッシャーやフラストレーション、疲れを味わうことができるドリルだ。

20球フォアハンドのダウン・ザ・ラインを打ち、3球連続でミスをしたら必ずフィットネスを挟む、というドリルで、フィットネスはバーピー(立った状態から両手をつき、足を後ろに伸ばしてプランクの状態になり、そこから足を元に戻して上にジャンプする動作)を3回行うのがお気に入りのようだ。「動きはできるだけ早く。ジャンプはできるだけ高く飛ばないとダメ」と厳しい姿勢を見せるところも、若いながら非常にプロらしいと言える。

エクスクルーシブメンバーになるとプロに会えるかも

講座を見るための通常料金は月々15ドル、日本円にすると1,700円程度(支払いは年払い)で、さらに上級のメンバーシップとして月々35ドルでエクスクルーシブメンバーが用意されている。エクスクルーシブメンバーになると、VIPイベントに参加したりプロに会ったりすることができるようだ。まだ英語版しかないが、オンライン教材である利点を生かして世界中で視聴してもらうために、そのうち翻訳や字幕(現在は英語とドイツ語のみ字幕あり)がつけられる可能性もある。将来、世界を目指すために英語を勉強したいジュニアにとっても、いい教材であると言えるだろう。

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