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2021.10.21

選手情報

望月慎太郎がプロ転向、将来的に「トップ10に入りたい」、日本人初のウィンブルドンJr王者<一問一答>

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写真提供:ヨネックス

11月1日より正式にプロ選手となる望月

10月21日、望月慎太郎(IMG/世界ランク391位)は、アメリカ・ブラデントンからプロ転向オンライン記者会見に臨み、意気込みを語った。望月は、11月1日より正式に公益財団法人日本テニス協会のプロ選手として登録されるという。

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会見の冒頭、「公益財団法人盛田正明テニス・ファンド」の盛田正明さんより「慎太郎が世界の頂点に向かって成長していくのを私は本当に楽しみにしています」と手紙が読まれる。すると望月は盛田氏、そして用具契約を結んだヨネックス(ラケット[※プロトタイプを供給]、ストリング)、アシックス(シューズ、ウエア)に謝意を述べて「ジュニア時代の思い出としては、2019年のウィンブルドンジュニアで優勝したことです。自分でもとても驚く結果でした。もう一つはジュニアデビスカップで優勝したことです。僕は日本代表としてチームで戦うことがとても大好きなので、チームみんなで優勝できた時はとてもうれしかったです。

プロの選手としては、たくさんのファンの方たちと試合をできるような選手になりたいと思っています。僕は応援してもらえることが力にあるので、たくさんのファンの方を作れるような選手になりたいです。プロ選手として絶対に諦めず、常に勝利を目指してやりたいというだけです。これからも、応援よろしくお願いいたします」と語った。

2人の兄と姉の影響で3歳からテニスを始めた望月は、小学5年生で出場した全日本小学生大会でベスト4に。同年の「修造チャレンジトップジュニアキャンプ」に初参加すると、12 歳となる2015年に「公益財団法人盛田正明テニス・ファンド」のサポートを受けて、IMG アカデミー(アメリカ・フロリダ州)にテニス留学。2017年には、ジュニア最高峰の大会、オレンジボール、エディーハー14歳違以下で優勝を果たす。

ジュニアでのハイライトは2019年で、自身初のグランドスラムとなった全仏ジュニアでベスト4となると、続くウィンブルドンジュニアでは日本男子初となる優勝。さらに同年に行われたジュニアデビスカップに日本代表として参加し、日本を9 年ぶりの優勝に導く活躍を見せた。また2020年よりプロの大会に出場しはじめ、今年3月のATPマスターズ1000マイアミ・オープンでは予選ワイルドカードを得て出場。見事勝ち抜いて本戦入りを果たしている。

将来の目標について、時期を定めていないものの「トップ10に入りたいというのを持っていてやっています」と語った望月。日本テニス界を盛り上げる新たな存在として、これからが楽しみである。

以下は会見での一問一答である。

Q.自身の武器、改善したい点はどこでしょうか?
「武器は僕のバックハンドとネットプレー、自信を持って常にやっています。改善点としては、サービスはやはり周りの選手と比べると劣っていると感じているので、そこは日々練習に励んでいます。マイアミ(・オープン)など高いレベルの選手と試合をして、いいプレーをできたりなど感じているので、もっと経験してもっとやっていきたいなと思います」

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