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2021.10.21

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シナー、ムゼッティとのイタリア若手対決を制しベスト8「まだ改善すべきことはたくさんある」[ヨーロピアン・オープン]

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シナーがムゼッティにストレート勝利「自分のレベルに満足している」

10月20日、「ヨーロピアン・オープン」(ベルギー・アントワープ・ATP250)シングルス2回戦が行われ、第1シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク13位)が、同じイタリアのロレンツォ・ムゼッティ(同69位)と対戦。7-5、6-2のストレートで下し、準々決勝進出を果たした。

【動画】シナーが同胞のムゼッティを下しベスト8! マッチハイライト

21歳以下の8人で争われる「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ)の出場はすでに確定させている20歳のシナー。さらに、母国イタリア・トリノで行われるツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」のレースランキングでは11位と、あと一歩のところにつけている。

この日の相手となったのは同じイタリアの若手で今シーズン前半で活躍を見せていた19歳のムゼッティ。第1セットは、互いにサービスキープが続く接戦となったが、第11ゲームでシナーがサービスダッシュを仕掛けるムゼッティに対応し、ブレークに成功。リードを奪うと、直後のサービスゲームをラブゲームでキープし第1セットを手にした。

これで余裕が生まれたか、シナーは第1セットよりも深く、強いショットでムゼッティを押し込みはじめ、第2セットではサービスゲームを2度破ってストレート勝利を飾った。

試合後のオンコートインタビューでシナーは、「彼との対戦は簡単なものではなかった。素晴らしい選手で若い。優れた才能もあるからツアーではあと2、3回は対戦したいね。今日の自分のレベルには満足しているよ」と振り返った。

同大会に初出場となった2年前には、当時世界ランク119位ながら、ワイルドカード(主催者推薦)で出場し、ガエル・モンフィス(フランス/当時世界ランク13位)らを破ってベスト4入りしたシナー。「この2年間で変わったこともあるけど、まだ改善すべきことはたくさんある。(今シーズン)いくつか大会が残っているから素晴らしいテニスができることを願っている」と、さらなる成長を求めた。

準々決勝進出でシナーは、アーサー・リンデルクネシュ(フランス/同65位)と対戦。両者は5月のATP250リヨン大会でも対戦しており、6(7)-7、6-2、7-5でリンデルクネシュが勝利している。

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