close

2021.11.18

選手情報

青山修子/柴原瑛菜、ツアー最終戦で決勝進出ならずもシーズン最多5勝挙げ「最高のシーズンでした」

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

今シーズン、WTA1000マイアミ大会でキャリア最大のタイトルを獲得した青山修子(写真左)と柴原瑛菜(Photo by Getty Images)

青山修子/柴原瑛菜、シーズン5勝に「いいシーズンだった」。ペア変えず来年の全豪挑む

現地11月16日、今年の締めくくりとなる女子ツアー最終戦「アクロンWTAファイナルズ グアダラハラ」(メキシコ・グアダラハラ)のダブルス準決勝が行われ、青山修子(近藤乳業/ダブルス世界ランク6位)/柴原瑛菜(橋本総業HD/同6位)は、シェイ・スーウェイ(台湾/同1位)/エリーゼ・メルテンス(ベルギー/同4位)に2-6、2-6で敗戦。初出場にして決勝進出を逃したものの、試合後の会見ではこの1年を「最高のシーズンだった」と振り返った。

【動画】ツアー最終戦で予選ラウンドを突破しベスト4という結果を残した青山修子/柴原瑛菜 マッチハイライト

19年ぶりに日本人ペアとしてツアー最終戦に出場した青山/柴原は、2勝1敗で予選ラウンドを突破したものの、準決勝ではシェイ/メルテンスに敗戦。ウィンブルドンとWTA1000インディアンウェルズ大会の準決勝で敗れている相手だけに、「やってやるぞという気持ちで勝ちに行こうと思って、気持ちの準備はできていた」(青山)と言うが、それが裏目に出てしまった。

「力が入り過ぎてしまって、いつもだったら落ち着いてフィニッシュできるボレーもエラーが増えてしまった。2人ともあと一歩のところまで来ていたんですけど、そこが決めきれなくて、自分たちのエラーばかりで終わってしまった。それが今日はもったいなかったですし、悔しい」(青山)と唇を噛んだ。

だが、シーズンを通してみれば、WTA1000マイアミ大会でキャリア最大のタイトルを獲得するなど、ペアとしてシーズン5勝を挙げたのは青山/柴原のただ1組のみ。グランドスラムでも全豪オープンでベスト8、ウィンブルドンでベスト4と、2019年9月から本格的にペアを組みはじめ、今年は初めて1年を通してツアーで戦い抜いた。

この1年を青山は、パートナーの柴原への感謝を述べつつ、「自分に足りないものを学ばせてもらった。来年もこのランキングを維持するのは難しいと思うけれど、自分が成長できるところを見つけて、いいテニスができるようにまた頑張りたい。今シーズンは、自分にとっても最高のシーズンでした」とコメント。

また、柴原も「プロになって初めてフルシーズンを青山さんと一緒に回れて、すごくうれしい。いろんなことを習ったし、今年5タイトルを獲れて楽しかった」と振り返り、来年もツアー最終戦に「絶対戻ってきたい」と力強い言葉を残した。

今大会終了後のランキングで自己最高となる5位となる青山と柴原。来シーズンについて、まだツアースケジュールが明確になっていないことに加え、柴原はシングルスにもチャレンジしていきたいとしており、シーズンを通して組むかはわからないとしたが、すでに全豪オープンは同ペアで戦うという。この1年で手にした手応え、そして悔しさを来シーズンはどのような形で見せてくれるだろうか。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録