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2021.11.21

選手情報

中国メディア公開のペン最新映像を受けて、WTAが「自由な状態であることの証明」を改めて要求

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写真提供:ゲッティ イメージズ

“中国との関係は岐路に立たされている”と牽制したWTA

11月21日、WTA(女子テニス協会)はペン・シューアイ(中国)の問題について、「中国との関係は岐路に立たされています」とスティーブ・サイモンCEOの新たに声明を発表した。

【動画】中国メディアが発表したペン・シューアイの最新映像(1)をチェック

【動画】中国メディアが発表したペン・シューアイの最新映像(2)をチェック

【動画】中国メディアが発表したペン・シューアイの最新映像(3)をチェック


中国の元副首相に性的関係を強要されたと告発し、その後行方不明となっている元ダブルス世界ランク1位のペンの件で、20日、中国の国営メディア「Global Times」の編集者が、今週末に撮影したというペンの映像を3つ、Twitterに投稿した。

それを受けてサイモン氏は、「中国の国営メディアが公開した、北京のレストランでのペン・シューアイの姿と思われる映像を見ることができて、うれしくなりました。 彼女の姿を見ることができたのは好ましいことですが、彼女が強制や外部からの干渉を受けずに、自ら判断して行動できる自由な状態にあるかどうかはまだ不明です。この映像だけでは不十分です。 最初から申し上げているように、私はペン・シューアイの健康と安全を懸念しており、性的暴行の疑惑が検閲によって隠蔽されていることを懸念しています。 私は何が起こるべきかを明確にしており、中国との関係は岐路に立たされています」と声明を発表したのだ。

さらにサイモン氏は駐米中国大使に書簡を送り、この問題をうまく解決できるように協議すること、ペンが中国を離れることを許可するか、誰もいない場所でライブ通話で直接話すことを要求したという。

18日には中国メディアが「性的暴行を含め、ニュースは事実ではありません。私は行方不明ではなく、危険だということもない。家で休んでいるだけで何も問題ありません」とペンが書いたというメールを発表。その際に、サイモン氏は「中国国営メディアが発表したペン・シューアイに関する声明は、彼女の安全と所在に関して私の懸念を高めるものになった。ペン・シューアイがメールを実際に書いたとは思えないし、信じることができない。彼女は中国政府の元高官の性的暴行疑惑について、信じられないほどの勇気を持って発言した。WTAをはじめとする世界中の人々は、彼女が安全であるという検証可能な証拠を必要としている。私は何度も彼女に連絡を取ろうとしたが、無駄に終わってしまった」と反応していた。

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