年間4大会優勝を果たし、自己最高9位を記録したシナーがMVP現地11月22日、イタリアテニス連盟は「スーパーテニス・アワード2021(年間表彰)」を開催。ヤニック・シナー(世界ランク10位)が年間最優秀選手を受賞した。【SNS】受賞者を紹介するイタリア協会のインスタグラム20歳のシナーは、年間4勝をマーク。ATPマスターズ1000マイアミ大会では準優勝になり、キャリアハイとなる9位にもランクインした。先週、地元トリノで開催されたツアー最終戦、Nitto ATPファイナルズでは腹筋を痛めたマッテオ・ベレッティーニ(同7位)に代わって出場し、大会を盛り上げた。シナーは「ああいう形でツアー最終戦にデビューするのは難しかったです。正直、最初はネガティブな感情もありましたが、最終的にはすべてがうまくいきました。マッテオこそ、あの舞台でプレーするのにふさわしい選手ですし、彼の成功を願っています」とベレッティーニを気遣って発言している。イタリア人として初めてウィンブルドン決勝に進出。腹筋を痛めて棄権となったものの、ツアー最終戦にも出場を果たしたベレッティーニは、カンパニー賞を受賞。ビデオメッセージで「会場に行くことができず、すみません。今は体を大切にしなければならない時期です。受賞をして興奮しています。シーズンを通じて得たサポートに感謝しています。来年もよろしくお願いします」と語った。一方、女子ではカミラ・ジョルジ(同34位)がベストプレーヤー賞を受賞。ジョルジは今季、モントリオール大会でWTA1000タイトルを奪取、東京オリンピックでもベスト8となっている。また、MIP(最も成長した選手)には、WTA250ポルトロシュ大会でツアー初優勝を果たしたジャスミン・パオリーニ(同53位)が選ばれた。そのほか、車いすテニス、期待の若手やコーチ、パデル、ジャーナリスト、スポンサーなどの授賞も行われた「スーパーテニス・アワード2021」。最後は、11月25日からスタートする「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ 2021」のメンバーが壇上に勢揃いしてクライマックスを迎えた。受賞はしていないもののロレンツォ・ソネゴ(同27位)やロレンツォ・ムゼッティ(同59位)といった選手の活躍も目立っており、ATPランキングではトップ100に8選手も送り込んでいる。まだ若い選手も多く、しばらくはイタリア・テニス界の台頭は続きそうである。【スーパーテニス・アワード2021受賞者一覧】年間最優秀選手:ヤニック・シナーベストプレーヤー:カミラ・ジョルジカンパニー賞:マッテオ・ベレッティーニMIP(最も成長した選手):ジャスミン・パオリーニ次世代男子:フラビオ・コボッリ次世代女子:ルシア・ブロンゼッティ最優秀コーチ:ウンベルト・リアンナ車いすテニス賞:ルカ・アルカパデル:女子代表ベストトーナメント賞:Nitto ATPファイナルズTPRA:ベロニカ・カステラーノスーパーテニス賞(キャリア部門):ジャンピエロ・ガレアッツィ最優秀スポンサー:インテサ・サンパオロ最優秀マネージャー:エルネスト・アルバネーゼ最優秀ティーチャー:フランチェスコ・チャイナ最優秀ジャーナリスト:リッカルド・クリヴェリ
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