スペイン、シングルス全勝で決勝トーナメントへ
1月5日、今シーズン開幕戦のひとつである男子国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー)ラウンドロビン・グループA第3戦が行われ、スペインが、セルビアを2-1で下し、ラウンドロビン全勝で決勝トーナメント進出を決めた。
【動画】シングルスで負けなしのスペインが4強! セルビア戦ハイライト
今大会、スペインは世界ランク6位のラファエル・ナダルを欠きながらも、ロベルト・バウティスタ・アグ(同19位)と パブロ・カレーニョ・ブスタ(同20位)が、シングルスで躍動。チリとノルウェーを下し、2連勝でラウンドロビン突破に王手をかけていた。
シングルス第1試合ではカレーニョ・ブスタが、フィリップ・クライノビッチ(同42位)と対戦。17本のウィナーを奪うなど積極的に攻撃し、第1セットを6-3で奪うと、第2セットでもクライノビッチに付け入る隙を与えず。サービスゲームではわずか3ポイントしか落とさず、第3ゲームで奪ったリードを保ってストレートで勝利した。
セルビアとの決勝トーナメント進出をかけたこの日の試合前までに、チリがノルウェーに勝利しており、スペインは1勝でもすれば準決勝が決定。カレーニョ・ブスタの白星により、スペインが3年連続で準決勝進出を果たした。
その後の第2試合ではバウティスタ・アグが、ドゥサン・ラヨビッチ(同33位)に6-1、6-4と快勝。ダブルスではセルビアに敗れたものの、2-1でラウンドロビン3連勝となった。
試合後、カレーニョ・ブスタは「準決勝に進出することはもちろんだが、3試合をしっかり集中して、すべての試合で勝てたことが自信につながる」と好調を維持できているとコメント。
さらに、世界ランク9位のフベルト・フルカチュ率いるポーランド戦では、いまだセットを落としていないカミール・マイクシャク(同117位)との対戦が見込まれており、両者は2015年のチャレンジャー大会で対戦。マイクシャクが6-1、6-1で勝利している。
これについては、「あの試合は悪かったから覚えているよ(笑) でも今回は違うよ。ハードコートでインドアだし、6年前より今の自分がベストプレーヤーだとわかっている。彼もそうだけど、僕はこの数年間で良い結果を出してきて、気持ちが楽なんだ。厳しい戦いになることはわかっているが、自分のレベルでプレーすれば勝てるチャンスがある」とカレーニョ・ブスタは自信をみなぎらせた。
カレーニョ・ブスタと同じく、シングルスで負けなしのバウティスタ・アグも「自分の仕事をしっかりこなすこと、集中すること、良いプレーを続けること、リズムをつかむことを心掛けた。2セットで勝てて良い気分だ」と述べ、ツアーで2勝0敗としている相性の良いフルカチュとの対戦を楽しみにした。
スペインとポーランドの準決勝は7日に行われる。
<スペイン vs. セルビア 試合結果>
[第1試合]
○パブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン) 6-3 6-4 ●フィリップ・クライノビッチ(セルビア)
[第2試合]
○ロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン) 6-1 6-4 ●ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)
[第3試合]
●ペドロ・マルチネス/アルベルト・ラモス・ビニョラス(スペイン) 7-6(5) 3-6 [5-10] ○ニコラ・カシッチ/マテイ・サバノフ(セルビア)
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