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2022.01.17

選手情報

ナダル、世界66位に快勝で全豪オープン70勝目「今日はいいテニスができた」[全豪オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

ギロンのサーブを確実に返して勝機を見出したナダル

1月17日、全豪オープン初日、男子シングルス1回戦。ラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク5位)は、マルコス・ギロン(アメリカ/同66位)と対戦。試合時間1時間49分、6-1、6-4、6-2のストレート勝ちで、2回戦進出を決めた。

【動画】ナダル対ギロン全豪1回戦ハイライトをチェック


前哨戦の「メルボルン・サマー・セット」(オーストラリア・メルボルン/ATP250)でツアー89度目の優勝を挙げているナダルは、大会前の会見で「ケガから復帰した時やツアーに出られない期間があったときは、物事が完璧に進まないことを受け入れる必要がある。ミスを許し、そのプロセスを受け入れる謙虚さが必要だ。それを受け入れたうえで、前に進み、最高の姿勢で、これまで以上に良いプレーをし、自分にチャンスを与えるようにするんだ」と語っている。

試合開始から、ギロンのファーストサーブを確実に返球していったナダルは、第5ゲームでブレークチャンスを迎えた。コート後方からリターンを返していくと、ギロンがフォアハンドを強打してネットへ。これに対してナダルは、バックハンド・スライスをクロスに打つと、ギロンはアングルボレー。一瞬逆を突かれたナダルだったが、間に合わないと思われたボレーに猛ダッシュし、バウンド寸前に拾ってクロスへ。ギロンからウィナーを奪ってブレークに成功。いつものガッツポーズを披露する。第6ゲームでも、ナダルらしい逆クロスへのフォアハンド・ウィナーを放ってブレークし、5ゲームを連取してセットを先取した。

続く第2セットも、ナダルは第1ゲームのリードを保って6-4でセットを連取すると、第3セットでも第1、第5ゲームでブレークを奪って6-2。わずか1時間49分で初戦を勝利した。

この勝利で、記念すべき全豪70勝目を挙げたナダルは34本のウィナーをマーク。その一方で、アンフォーストエラーを26本を数えている。

記者会見で、ナダルは「いいスタートが切れたと思うよ。今日はいいテニスができた。あまり文句は言えないね。恐らく先週よりも多くのことが良くなっているはず。これからも続けていかなければならないし、一日一日が大切だ」と満足いく試合だったと語っている。

その会見では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)について“全豪オープンでプレーすべきだったと思うか?”という質問も。
一昨日の会見でも“もううんざり”と答えていたナダルだが、「その質問については、もう疲れたよ。司法が決めたのだから、反対することはない。スポーツの世界で理想的な状況とは、最高の選手がコートに立ち、最も重要な大会でプレーすること。ノバクがプレーできたなら、誰にとってもいいことであることはまちがいない。ただ、もうはっきりしたのだから、これ以上何も言うことはない」と答えている。

ナダルは続く2回戦で、ヤニック・ハンフマン(ドイツ/同126位)と対戦することが決まっている(過去1勝0敗)。



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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