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2022.01.19

選手情報

18歳アルカラス、快勝で3回戦進出。次戦の相手、ベレッティーニは「ツアーで最高のサーバー」[全豪オープン]

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Photo by Getty Images

アルカラス、パワフルなストロークでラヨビッチを圧倒

1月19日、全豪オープン3日目、男子シングルス2回戦が行われ、第31シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク31位)は、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア/同39位)を6-2、6-1、7-5で下し、3回戦進出を決めた。

【動画】アルカラス、ラヨビッチにストレート勝利で3回戦へ! マッチハイライト

昨年7月にATP250ウマグ大会でツアー初優勝を果たした18歳のアルカラスは、9月のUSオープンでは当時世界3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)を破って、グランドスラム最高成績となる準々決勝に進出。21歳以下のツアー最終戦「インテサ・サンパオロNext ATPファイナルズ」も制し、次世代のテニス界を担う逸材として注目を浴びている。

そんなアルカラスは、前哨戦には出場せず。昨年11月に新型コロナウイルス陽性にもなり、「プレシーズンを延長して、今シーズンに向けてより強く、よりパワーを得るために準備をする時間を作りたかった」と、さらなる飛躍を遂げるためだとした。

その効果があったのか、初戦では予選勝者を相手にストレートの快勝。この日の相手、試合巧者のラヨビッチに対しても、コート深くにストロークを集め、ラリーの主導権を握ると第1、第2セットで2度ずつサービスゲームを破って、セットを連取する。

第3セットでは、先にリードを許したものの、すぐにブレークバックすると、緊迫したセット終盤の5-5でテンポの速いリターンでラヨビッチにプレッシャーをかけていく。最後はフォアハンドのウィナーでブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームをきっちりキープして、全豪オープンでは初の3回戦進出を果たした。

試合後、アルカラスは「今日のパフォーマンスにはとても満足しているよ。風が強くて、簡単な一日ではなかったが、試合に集中しなければいけないと思っていた。本当にうれしいよ」とコメント。

次戦の相手となる第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同7位)には、昨年10月のATP500ウィーン大会で6-1、6(2)-7、7-6(5)の接戦で勝利している。だが、油断はなく「ツアーで最高のサーバー」とし、「本当にいい試合、タフな戦いになるだろう。でもあの試合から僕は成長したと思う。僕が言えるのは楽しんで自分のプレーをすることだ」と語った。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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