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2022.01.25

選手情報

国枝慎吾、全豪11度目制覇へあと1勝! 東京パラ決勝と同じ相手に逆転勝ち[全豪オープン]

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国枝慎吾、エフベリンクに初めてセットを落とすも逆転勝ちで決勝進出

1月25日、全豪オープン9日目、車いすテニス男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ/世界ランク1位)は、トム・エフベリンク(オランダ/同7位)と対戦。5-7、6-3、6-4の逆転で下し、11度目の全豪オープン制覇へあと1勝とした。

【画像】国枝慎吾が単複で決勝進出! 全豪オープン車いすテニス組み合わせ

この日の対戦相手、エフベリンクとは2007年の初対戦から11度目の対戦。過去の対戦成績で国枝は、10戦全勝と相性が良く、昨年9月の東京パラリンピック決勝では6-1、6-2で下し、3度目のシングルス金メダルを獲得していた。

試合は、国枝が幸先よく第1ゲームをブレークしたものの、エフベリンクも粘り強くラリーに持ち込み、国枝のサーブが少しでも甘くなると強打で攻め込んでくる。互いに3度ブレークして迎えた第12ゲーム、エフベリンクがパワフルなフォアハンドで押し切り、ブレークに成功。国枝は11戦目にして初めてエフベリンクにセットを落とした。

国枝は、第2セットでも自身の攻撃スタイルを貫き、速いタイミングでボールを捕らえ、果敢にネットへ。リズムがつかめてくると、アンフォーストエラーも減り、2度のブレークでセットを奪い返す。

勝負の最終セットでは、序盤で2ブレークを許して0-3となった国枝だが、ここから怒濤の攻撃で追いつくと、5-4の第10ゲームでブレーク。2時間54分の激闘の末に逆転勝ちを収めた。決勝で国枝は、第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス/同2位)と対戦する。

グランドスラムで計46度(うちシングルスで25勝)の優勝を誇る国枝は、全豪オープンで2007年の初優勝から10度のタイトルを獲得。今大会では2年ぶり11度目の優勝を狙っている。

また、国枝はグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と組んだダブルスでも決勝に進出。ヒュウェット/ゴードン・リード(イギリス)と対戦する。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma