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2022.01.27

選手情報

青山修子/柴原瑛菜、土壇場で追いつく執念見せるもフルセットで敗れグランドスラム初の決勝進出ならず[全豪オープン]

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青山修子/柴原瑛菜、初のグランドスラム決勝進出ならず

1月27日、全豪オープン11日目、女子ダブルス準決勝が行われ、第2シードの青山修子(近藤乳業/ダブルス世界ランク6位)/柴原瑛菜(橋本総業HD/同6位)は、アンナ・ダニリナ(カザフスタン/同53位)/ベアトリス・ハダッド・マイア(ブラジル/同150位)と対戦。4-6、7-5、3-6のフルセットで敗れ、初のグランドスラム決勝進出とはならなかった。

【動画】青山修子、ポーチに出るもダニリナの剛速球に苦笑

青山/柴原は、2019年後半から本格的にペアを組んで、昨年はWTA1000マイアミ大会など最多5勝。ランキング上位8組しか出場できないツアー最終戦「WTAファイナルズ」4強入りを果たした。今大会は、苦しい試合もありながら接戦をものにして、全豪オープンでは初、昨年のウィンブルドン以来のグランドスラム4強となる。

この日の対戦相手は、前哨戦「シドニー・テニス・クラシック」(オーストラリア・シドニー/WTA500)準決勝で4-6、7-6(2)、[6-10]で敗れているダニリナ/ハダッド・マイアとなった。

第1セット、青山の積極的なネットプレーに加え、柴原もキレのあるストロークを見せて、先にリードを許したものの、すぐさまブレークバック。だが第8ゲームで3本のチャンスを逃すと流れが変わる。次ゲームでは力が入ったか柴原にアンフォーストエラーが出てしまい、ブレークを許して4-6で第1セットを落とした。

挽回したい青山/柴原は、ダニリナ/ハダッド・マイアの力のあるストロークと絶妙なロブでリズムをつかめない。第3ゲームでブレークを許してしまうと、その後、第4、第8ゲームとチャンスのあった青山/柴原だったが、あと1本が奪えず。第9ゲームでのマッチポイントをしのいで、4-5とダニリナ/ハダッド・マイアのサービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。だが、ここで青山/柴原がラリー戦に持ち込んで、再びチャンスを握ると相手にミスが生まれ、土壇場でブレークバックに成功。さらに、第12ゲームでもダニリナ/ハダッド・マイアにプレッシャーのかかる場面でも攻め切り、逆転で第2セットを奪い返した。

運命の最終セット、勢いに乗る青山/柴原だったが第3ゲームでボレーミスとダブルフォールトが重なり、痛恨のブレークを許す。その後、第6ゲームでは、2本のチャンスを握ったがこれを生かせず。フルセットの熱戦の末に敗れ、グランドスラム初の決勝はお預けとなった。

決勝でダニリナ/ハダッド・マイアは、第1シードのバルボラ・クレチコワ(チェコ/同2位)/カテリーナ・シニアコワ(チェコ/同1位)と第3シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア/同13位)/エリーゼ・メルテンス(ベルギー/同4位)の勝者と対戦する。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma