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2022.02.16

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ワクチン未接種のエルベール、ジョコビッチの言葉に共感「自由は、テニスよりも強いものなんだ[オープン13]

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抗体保持者として今大会に出場できているエルベール

現地2月15日、「オープン13」(フランス・マルセイユ/ATP250)シングルス1回戦、ピエール=ユーグ・エルベール(フランス/ダブルス世界ランク109位)は、ミハイル・ククシュキン(カザフスタン/同168位)と対戦。7-6(5)、7-5で勝利し、2回戦進出を果たした。

【動画】インタビューに答えるエルベールの動画をチェック

ダブルス巧者(ダブルス同9位)として知られるエルベール。だが、彼にとって今大会はツアー2戦目(チャレンジャーツアーを入れると4戦目)となっている。それというのも、彼は、新型コロナワクチンを接種しない選択をしているため、全豪オープンを含めてオーストラリア・シリーズに出場していないのだ。

試合後、英「BBC」の取材に対して、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が全仏オープン、ウィンブルドンに出場するにあたり、新型コロナワクチンを受ける必要があるならば、欠場もいとわないと発言したことについて聞かれると、エルベールは「自由は、テニスや他のすべてのものよりも強いものなんだ。彼のインタビューに同感だ。彼の立場に対する大きな敬意。彼は信念を持っていて、尊敬している」とコメント。

さらに「自分の状況でプレーできるのは、超ハッピーだよ。昨年末の時点では、将来がほとんど見えなかったことは確かだった。コートに立てること、フランスでトーナメントに出られることだけで超ハッピー。国民の前でプレーしたい、それが僕のモチベーションであり、テニスプレーヤーでありたいと思わせるものなんだ」と母国でプレーできる機会を得たことを喜んでいると語った。

エルベールは今年1月初旬に新型コロナウイルスに感染。抗体を持っているという判断となり、フランス国内では数ヵ月はプレーが可能となっている。

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