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2022.02.22

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ジョコビッチ、今季初戦を白星で飾る「自分のテニスに満足しなければならない」[ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ、2ヵ月半ぶりの試合でストレート勝利

2月21日、「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/ATP500)シングルス1回戦、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が登場。ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同58位)を6-3、6-3で下し、今シーズン初戦を白星で飾った。

【画像】ジョコビッチ、久しぶりの大会出場に会見で笑顔

【動画】世界58位のムゼッティを下し、ジョコビッチが今季初勝利! マッチハイライト

ジョコビッチは、1月の全豪オープン出場のために渡豪したものの、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する問題で国外退去に。21度目のグランドスラム制覇への挑戦すらできなかった。今大会は、ジョコビッチにとってシーズン初戦。実戦は、昨年11月から12月にかけて行われた男子国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリード)以来、2ヵ月半ぶりだ。

オーストラリアから離れた直後こそ「がっかりした」と言うが、出場が決まってからは、「チームと話し合って、3~4週間の計画を立てた。ここでピークを迎えるため、毎日何をすべきか考えることは難しくなかった」と、モチベーションを高めてトレーニングができたという。

この日の試合では、昨年の全仏オープンで2セットダウンから逆転勝ちをしているムゼッティを相手に、先にブレークに成功。9度のサービスゲームのうち、2ゲームで計7度のブレークポイントを握られたが、精度の高いサーブを決めるなど勝負強さを発揮し、ブレークを許さずストレート勝ちを収めた。

試合後のオンコートインタビューでは、「ストレートで勝てたのだから、自分のテニスに満足しなければならない。素晴らしいプレーをできた瞬間もあるし、自分らしくないアンフォーストエラーが続いた時もあった。でも、久しぶりの試合では当然のこと」と、2か月半ぶりの試合としては悪くないとコメント。「今日はイタリアの優れた選手を相手にストレートで勝つことができて良かった。彼には失うものがないし、風の強い状況でプレーするのは難しかった。でも、全体的には楽しい経験だったよ」とした。

2回戦では、カレン・カチャノフ(ロシア/同26位)とアレックス・デミノー(オーストラリア/同32位)の勝者と対戦する。

現在世界No.1のジョコビッチだが、今大会の結果次第ではダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)にその座を奪われる可能性がある。ATPによると、条件は以下の6つとなっている。

(1)メドベデフがアカプルコ大会で優勝
(2)メドベデフがアカプルコ大会で決勝進出かつジョコビッチがドバイ大会で準優勝以下
(3)メドベデフがアカプルコ大会で準決勝進出かつジョコビッチがドバイ大会で準決勝敗退
(4)メドベデフがアカプルコ大会で準々決勝進出かつジョコビッチがドバイ大会で準々決勝敗退
(5)メドベデフがアカプルコ大会で2回戦進出かつジョコビッチがドバイ大会で準々決勝敗退
(6)メドベデフがアカプルコ大会で1回戦敗退かつジョコビッチがドバイ大会で2回戦敗退

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