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2022.03.04

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「ウクライナの国旗が、私に語りかけてくれていた」、スビトリーナが8強入り[モンテレイ・オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

フルセット勝利のスビトリーナ、「最後には自分のプレーを見つけることができた」

現地3月4日、「モンテレイ・オープン」(メキシコ・モンテレイ/WTA250)シングルス2回戦が行われ、第1シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/世界ランク15位)がビクトリア・トモワ(ブルガリア/同108位)と対戦。7-6(3)、3-6、6-2のフルセット勝利でベスト8進出を決めた。

【動画】スビトリーナ準々決勝勝利の瞬間をチェック

1日、スビトリーナは、ATP、WTA、ITFに対してロシア、ベラルーシの選手を中立の立場で受け入れ、いかなる国の象徴、色、旗、国歌も表示しないように要請。受け入れられない場合、大会を欠場し、ロシアまたはベラルーシのテニスプレーヤーとの試合も行わないと宣言していたが、同日、各団体が措置を発表。今大会に出場を果たしている。

この試合、第1セットは両者共に4ブレークという内容でタイブレークに、そこを7-6(3)で奪取したスビトリーナは第2セットこそ落としたものの、最終セット、0-2から6ゲーム連取で勝利を果たした。

この日も国旗カラーの上でプレーしたスビトリーナはオンコート・インタビューで「今日は、とてもタフな試合だった。ビクトリアは本当に良いプレーをしたし、私は最終セットでベストのプレーを取り戻し、試合の流れを引き戻さなければならなかった。最後は6ゲーム連続で勝つことができたので、自分としては良いゲームだったと思う。ウクライナの国旗が、私に語りかけてくれていた。最後まで本当に戦っていたし、最後には自分のプレーを見つけることができたわ」と、終盤に良いリズムを見出すことができたと明かした。

今大会の賞金をウクライナ軍に寄付することを明らかにしているスビトリーナ。1回戦後には「私にとって、ここで試合をすることは自分のためだけにプレーしているのではない。国のため、ウクライナ軍や困っている人を助けるためにプレーしている。これから得られる勝利はどれも特別なものになる。我々が経験していることは、すべてのウクライナ人にとって恐ろしいこと。テニス界を団結してウクライナに寄り添うことが私の使命だと思う」と語っている。

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