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2022.03.09

大会情報

テニス統括団体とグランドスラムがウクライナ支援に約8100万円を寄付。人道支援の新たなキャンペーンを開始

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Photo by Getty Images

テニス主要団体とグランドスラムがウクライナを支援

3月8日、ATP(男子プロテニス協会)、WTA(女子テニス協会)、ITF(国際テニス連盟)のテニス統括団体、そして4つのグランドスラムは、ロシアによるウクライナ侵攻に対する人道的支援活動を行うための新たな取り組みを発表。7つの団体は計70万ドル(約8100万円)を寄付するとともに、今後「Tennis Plays for Peace」と呼ばれるキャンペーンで被害を受けた人々をサポートしていくという。

【動画】スビトリーナとスタコフスキーによるウクライナ支援を呼びかけるメッセージ動画

7団体は、ウクライナテニス連盟と同様に、人道支援を行うNPO団体「Global Giving」が実施するクラウドファンディング『ウクライナ危機救済基金(Ukraine Crisis Relief Fund)』にそれぞれ10万ドルを寄付。

また、それぞれのSNSなどを通じて、ウクライナの国旗の色に合わせたリボンのアイコンを使用し、ハッシュタグ「#TennisPlaysforPeace」をつけてサポートを表明することを奨励。今週から開催される「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000・WTA1000)で、出場選手はリボンを着用する予定となっている。

そのほかにも取り組みの一つとして、ウクライナのテニスプレーヤーであるエリーナ・スビトリーナ(女子世界ランク18位)と、自身も予備役に入るためにウクライナに留まった元世界ランク31位のセルジ・スタコフスキーが、自国への希望のメッセージを込めたショートビデオを作成し、テニスコミュニティとファンが一体になってウクライナの人道支援を行う寄付(TennisPlaysforPeace.com)も受け付けている。

7団体は選手、大会、スタッフ、ファンの努力に感謝し、さらなる取り組みが発表される予定としている。

1日には、テニス主要団体とグランドスラムはロシアによるウクライナへの軍事攻撃を批判し、「テニス界全体に深い苦しみ、衝撃、悲しみが広がっている」と声明を発表。

「侵略行為に対して声を上げ、行動を起こした多くのテニス選手を称賛する。我々は暴力の終結と平和の回復を求める彼らの声に共鳴する」と、大会におけるロシアや協力関係にあるベラルーシの国名や国旗の使用中止や国を代表するチーム戦(デビスカップ、ビリー・ジーン・キング・カップ)の無期限出場停止などを発表していた。

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