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2022.03.13

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マレーが通算700勝達成「信じられないほど困難な時代で勝ち取ったことに誇りを感じる」[BNPパリバ・オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

「ここ数年、それが難しいことだとわかっているから、意味があることだよ」

現地3月11日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)シングルス1回戦、ワイルドカード(主催者推薦)のアンディ・マレー(イギリス/同88位)は、予選を突破したダニエル太郎(エイブル/世界ランク106位)に1-6、6-2、6-4で勝利。通算700勝を達成した。現役では、ロジャー・フェデラー(スイス/1251勝)、ラファエル・ナダル(スペイン/1043勝)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/991勝)に次ぐ4位の成績である。

【動画】マレーの100勝ごとの画像・映像をまとめたスペシャル動画

オンコート・インタビューで「この記録は昨年末に自分に課した目標だったんだ。ここで勝つことができてうれしい。次は800勝を目指すよ」と語ったマレー。試合後の記者会見では「キャリアの中で必ずしも数字にこだわっていたわけではないんだ。でも、年齢を重ね、キャリアの終わりが近づく中で、達成したい記録もある。数年前までは、達成が見えていたけど、ここ数年、いろいろな困難があって大変だったね。(700勝は)個人的に本当に素晴らしい成果だよ。2016年に600勝を記録してから先は簡単ではなかった。100勝を記録するのに5年半かかったんだからね」と今年達成したかった目標の一つだったと告白。

さらに700勝することの大変さについて聞かれると「ここ数年、それが難しいことだとわかっているから、意味があることだよ。700勝を達成した選手を見てみると、ほとんどがここ30、40年に活躍した選手。そのレベルに肩を並べることができた。信じられないほど困難な時代で勝ち取ったことに誇りを感じる」とフェデラー、ナダル、ジョコビッチという強敵がいる大変な時代の中で達成できたことを誇りに思うと語っている。

また“数字にこだわっていたわけではない”と語ったマレーだが、満足感のある数字について「世界No.1になったこと」と回答。さらに、キャリアの中で重要なターニングポイントとして、2012年のウィンブルドンでの準優勝(フェデラーに敗戦)から同年のロンドン五輪(金メダル)をあげて「私にとって本当に重要な時期だった」と答えている。

大会前には、当時のコーチ、イワン・レンドル氏と3度目のタッグを組んだことが報じられている。練習開始は、ATPマスターズ1000「マイアミ・オープン」(3月23日〜4月3日/アメリカ・マイアミ)後になる予定である。

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