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2022.03.28

選手情報

ベラルーシ出身のアザレンカ、涙を流したインディアンウェルズに続いて、マイアミは3回戦を途中棄権「この数週間、非常にストレスの多い日々だった」[マイアミ・オープン]

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Photo by Getty Images

アザレンカ「挑戦と戦いのプレッシャーを楽しんでいるが、それが大きすぎた」

現地3月27日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)シングルス3回戦が行われ、ベラルーシ出身で第12シードのビクトリア・アザレンカ(世界ランク16位)は、チェコの16歳、リンダ・フルヴィトワ(同279位)と対戦。2-6、0-3となったところで棄権し、その理由を精神的なものだったと説明した。

【動画】チェコの新星、フルヴィトワに軍配! アザレンカとの激しいラリー

前大会の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)の試合中に涙を流し、その後、自身のSNSアカウントを閲覧不可していたアザレンカ。

過去3度の優勝を誇る今大会だったが、この日は終始ミスも多く、フルヴィトワに先行を許す。第1セットを2-6で落とすと、第2セットでも1ブレークを許して0-3となると、棄権を申し出て足早にコートを去った。

試合後、アザレンカは棄権の理由について、「今日はコートに立つべきじゃなかった。この数週間、私生活で非常にストレスの多い日々だった。前回の試合で多くのものを失ったが、初戦を乗り切ることができ、素晴らしい観客の前でプレーしたかったの。挑戦したかったが、うまくいかなかった。しばらく休んで、また戻ってこられるようにしたい」と、精神的なものだったと説明。

「応援してくれたファンに申し訳ないことをした。(ファンにテニスを見せることが)コートに立つことを決めた唯一の理由で、いつも挑戦と戦いのプレッシャーを楽しみにしているけど、今日はそれが大きすぎた。これから学ばなければいけない」

また、WTA1000の本戦デビューにしてベスト16入りしたフルヴィトワに対しては、「相手を祝福し、この大会と彼女のプロとしてのキャリアの始まりに幸運があることを祈りたい」と、ツアーの先輩として彼女の成功を願った。

「BNPパリバ・オープン」で敗れた後、アザレンカは「どれだけ罪のない人々が影響を受け続けるのか胸が張り裂けそう。幼いころからウクライナとベラルーシの人々は友好的で、互いを支え合っているのを見てきた。現在、起こっている暴力的な分離を目の当たりにするのは辛い。平和と戦争の終結を願い祈っている」と綴っていた。

※本文中に誤りがありました。お詫びし訂正いたします。

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