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2022.04.18

選手情報

ロシア人選手のウィンブルドン出場可否問題で英協会CEOが「いまだ協議中だ」と発言

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ロシア人選手の出場可否は“いまだ協議中”

4月17日、イギリスのローンテニス協会(LTA)のCEOを務めるスコット・ロイド氏が、ロシア人選手のウィンブルドン(6月27日〜7月10日開催)でのプレー可否について、ボリス・ジョンソン英首相と政府でいまだ協議中であると語ったと、イギリス紙『エクスプレス』は伝えた。

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現地4月14日〜15日に行われた女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ(旧フェドカップ) by BNPパリバ ファイナルズ予選」チェコ対イギリス戦の観戦のため、チェコ・プラハを訪れていたロイド氏は、メディアに対して「非常に複雑な状況にある。私たちは皆、新聞やテレビで目にする行為を忌まわしいと感じていると思う。私たちは、オール・イングランド・クラブ、政府、男女ツアーと緊密に連絡を取り合っている。国民の感情を非常に意識しているんだ。我々は、今年のイギリスの夏のイベント(ウィンブルドン)でどのように見える必要があるかをナビゲートしようとしている」と発言。サッカーなど、他のスポーツ同様に、ロシア人選手がプレーできない可能性があると明かしている。

ロシア人のウィンブルドン出場に関しては、3月中旬に、イギリスのスポーツ大臣を務めるナイジェル・ハドルストン氏が、「ロシアの旗を掲げることを許可されるべきではない。彼ら(アスリート)がプーチン支持者ではないという保証が必要で、どうすべきか検討している」と、ウィンブルドン主催者とともに、ロシアのウラジミール・プーチン大統領を支持していないことの証明を求めることを検討中だと表明。4月6日には、イギリス「BBC」が、ロシア、ベラルーシ両国の選手の出場を認めるかどうかについて政府と相談をしていると報じている。

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写真=田沼武男